ファン振東がザールブリュッケンをドイツ杯初制覇へ導く、欧州で初のクラブタイトル
中国の卓球スター、ファン振東(Fan Zhendong)がドイツの舞台で大きな節目を刻みました。ザールブリュッケンがドイツ杯(German Cup)決勝で勝利し、ファンにとって「海外クラブでの初タイトル」となったことが注目されています。
ドイツ杯決勝は3-1、ファン振東が流れを作って締めた
ドイツ・ノイウルムで行われた決勝は、ザールブリュッケンがRhonSprudel Fulda-Maberzellを3-1で下しました。会場には5,200人の観客が入り、欧州クラブ卓球の熱量を映す一戦となりました。
試合の流れ(決勝)
- ファン振東が、元世界1位のディミトリ・オフチャロフにストレート勝ちで先勝
- 主将パトリック・フランチスカがルーベン・フィルスに惜敗し1-1
- ダルコ・ヨルジッチが孟繁博(Meng Fanbo)を破り2-1
- 最後はファン振東がフィルスにストレート勝ちで優勝を決める
この日も無敗、準決勝から“勝ち切る役”を担う
ファンはこの日を通して無敗。準決勝でもリープヘル・オクセンハウゼンに3-1で勝った試合で2勝を挙げ、決勝までの流れを押し上げました。団体戦では「最初に勢いをつける役」と「最後に締める役」の両方が重くなりますが、今回はその両方を体現した形です。
2025年6月加入から半年、欧州での手応えと次の山場
ファンは2025年6月にザールブリュッケンへ加入。ブンデスリーガ、ドイツ杯、そして欧州チャンピオンズリーグ(European Champions League)と、複数の大会が並走する中で存在感を高めてきました。
チームは今月中旬にチャンピオンズリーグ準々決勝を控えており、国内タイトル獲得の勢いを欧州戦線へどうつなぐかが次の焦点になります。
「強い相手」と「熱い観客」──欧州挑戦の価値
ファンは、欧州でトップレベルの相手と戦えること、そして現地ファンの熱気が海外挑戦を実りあるものにしていると語りました。国やリーグが変わると、ボールの質だけでなく、会場の空気や試合運びの難しさも変わります。そこで結果を残したこと自体が、クラブ側にとっても今後の編成や戦い方を考える材料になりそうです。
欧州のクラブ卓球は、短期決戦のカップ戦と長丁場のリーグ、さらに大陸大会が重なる“同時進行”が特徴です。今回のドイツ杯制覇は、そうした環境の中でファン振東が「勝利に直結するピース」として機能したことを示す出来事と言えるでしょう。
Reference(s):
China's Fan Zhendong leads Saarbrucken to German Cup title in Europe
cgtn.com








