王毅外相「協力こそ中国EU関係の定義」 フィンランド外相と電話会談
2026年1月6日、王毅外相はフィンランドのエリナ・バルトネン外相と電話会談し、「協力を中国EU関係の定義的な特徴にすべきだ」と述べました。中国側は、中国EU関係はパートナーシップとして位置づけるのが適切だとの認識も示しています。
電話会談で何が語られたのか
会談で王氏は、フィンランドがEUの重要な加盟国である点に触れつつ、EUが中国を「理性的かつ客観的」に捉え、相違点は対話と協議で解決することを期待すると表明しました。経済面では、協力の枠組みを広げる提案が複数示されています。
中国・フィンランド関係:75周年の次の段階へ
王氏は、昨年(2025年)に中国とフィンランドが国交樹立75周年を共同で祝ったことを振り返り、二国間関係が新たな発展を遂げ、各分野の協力が新たな成果を生んだと述べました。社会制度の違いを超え、国際情勢の変化の中でも安定的に関係が伸びてきた背景として、相互尊重・平等・互恵の堅持を挙げています。
2026年は「第15次五カ年計画」初年度――協力テーマは幅広く
王氏は、2026年が「第15次五カ年計画」の初年度に当たるとし、中国は引き続き高水準の対外開放を進める考えを示しました。そのうえで、フィンランドとの発展戦略の連携を強め、次の分野で協力を深めたいとしています。
- エネルギー転換
- 循環型経済
- 人工知能(AI)
- グリーン開発
- 高齢者ケアサービス
また、自由貿易を守り、経済のグローバル化を支え、共同発展と繁栄を目指す姿勢も強調しました。
EUへの呼びかけ:投資協定、BRIとグローバル・ゲートウェイ、そしてFTA構想
中国側は、EUに対して以下の点を具体的に提起しました。
- 「一帯一路」構想とEUの「グローバル・ゲートウェイ」構想の戦略的なすり合わせを進める
- 中国EU投資協定の批准プロセスを再開する
- 中国EU自由貿易協定(FTA)の交渉・署名を模索する
いずれも、対話を軸に協力の回路を増やすことで、関係を安定させる狙いがにじみます。
台湾問題や地域情勢、ウクライナ危機も議題に
王氏は台湾問題に関する中国の立場も説明したとされます。また、日本の現指導者の対応について中国側が「後退的な動き」とみている点に言及し、フィンランド側に中国の立場への理解を求めました。
さらに両外相は、ウクライナ危機の現状と見通しについても意見交換を行ったとされています。
フィンランド側の受け止め:一つの中国政策と「建設的関係」
バルトネン外相は、アレクサンダー・ストゥブ大統領からの習近平国家主席への親書のあいさつを伝え、フィンランド・中国関係が長期にわたり安定的に発展してきたと述べました。フィンランドが「一つの中国」政策を堅持していること、ハイレベル交流の強化と各分野の協力深化への期待、自由貿易と互恵の原則への支持も表明しています。
協力分野としては、グリーンエネルギーや科学技術イノベーションが挙げられました。加えて、欧州と中国は気候・エネルギーなどで重要なパートナーであり、建設的な関係維持が不可欠だとの認識を示し、フィンランドとして積極的な役割を果たす意向を語ったとされています。
※本記事は、提示された情報(新華社の入力を含む)に基づいて構成しました。
Reference(s):
Cooperation should be the defining feature of China-EU ties: Wang Yi
cgtn.com








