中国、ベネズエラでの「正当な権益保護」強調 米軍事作戦を非難
中国外務省は2026年1月7日、ベネズエラをめぐり「主権」と「天然資源への恒久的主権」を強調したうえで、中国を含む各国の正当な権利・利益は保護されるべきだとの立場を示しました。あわせて、米国の軍事作戦や「アメリカ・ファースト」の姿勢を強く批判しています。
何が起きたのか:外務省会見での発言
中国外務省の毛寧(もう・ねいん)報道官は定例記者会見で、ベネズエラは主権国家であり、領域内の天然資源と経済活動に対して「完全かつ恒久的な主権」を有すると述べました。
その上で、ベネズエラにおける他国の「正当な権利と利益」も保護される必要があり、その中には中国の利益も含まれるとしました。
中国側が示した主張のポイント
- 資源主権の強調:ベネズエラは天然資源を含む経済活動について全面的な主権を持つ
- 正当な権益の保護:ベネズエラで活動する各国(中国を含む)の正当な権利・利益は守られるべきだ
- 米国の軍事作戦への非難:米国の軍事作戦を「強く非難する」と表明
- 国際法・主権への言及:毛報道官は、当該行動が国際法に反し、ベネズエラの主権を侵害し、ベネズエラの人々の権利を損なうと述べた
- 「アメリカ・ファースト」批判:ベネズエラの石油資源の取り扱いをめぐり、米国が「アメリカ・ファースト」を求めていると指摘
「天然資源への恒久的主権」とは
毛報道官が用いた「天然資源への恒久的主権」という言い回しは、資源開発や資源取引の条件を含め、当事国が自国の政策判断として決めるべきだ、という考え方を支える言葉として使われます。資源が国家の財政や生活基盤に直結しやすい国では、外交・安全保障と経済が一体化しやすい論点でもあります。
このニュースが示すもの:資源と安全保障の結びつき
今回の発言は、ベネズエラの「主権」と「資源」を軸に、中国が自国の海外での正当な利益の保護を重視している姿勢を示した形です。同時に、軍事行動や圧力をめぐる評価が、国際法・主権・住民の権利といった言葉で語られる点は、国際社会での正当性の主張が争点になりやすいことも浮かび上がらせます。
今後の注目点
- 中国が「権益保護」をどのような外交的手段で具体化しようとするのか
- ベネズエラの資源をめぐる各国の関与が、地域情勢やエネルギー市場の見通しにどう影響するのか
- 軍事行動と経済政策の線引きを、各国がどんな言葉で説明していくのか
資源の話に見えて、実は「主権」「国際法」「経済活動の自由」といった原則が同時に問われるテーマです。短い発言の中に、複数の争点が折り重なっています。
Reference(s):
China says its legitimate interests in Venezuela must be protected
cgtn.com








