王毅外相、1月7日からアフリカ4カ国訪問 AUで「中ア交流年」始動へ
2026年の年明け、中国の王毅外相がアフリカ4カ国を歴訪し、アフリカ連合(AU)本部で「中国・アフリカ人と人の交流年」の立ち上げ行事に参加します。外交だけでなく、人的交流を前面に出した“今年の中ア関係”の動きとして注目されます。
発表された日程:1月7日〜12日に4カ国を訪問
中国外務省の発表によると、王毅外相(中国共産党中央委員会政治局メンバー)は招待を受け、1月7日から12日にかけて以下の4カ国を訪問します。
- エチオピア
- ソマリア
- タンザニア
- レソト
AU本部で「中国・アフリカ人と人の交流年」立ち上げへ
今回の訪問では、AU本部で開催される「中国・アフリカ人と人の交流年」の開始行事への出席も予定されています。政府間の協議に加えて、文化・教育・人的往来などの領域を“関係の柱”として打ち出す構図が見えます。
2026年は「中国とアフリカの外交関係70周年」
中国外務省報道官の毛寧氏は記者会見で、2026年が中国とアフリカの外交関係70周年に当たると説明しました。節目の年に合わせ、今回の訪問と交流年の始動によって協力の推進力を高める狙いが示されています。
「年初の最初の外遊はアフリカ」——36年続く慣例
毛寧氏によると、中国の外相が毎年最初の海外訪問先としてアフリカを選ぶ慣例は過去36年間続いてきました。今回もその流れを継ぐ位置づけで、年初の外交メッセージとしての意味合いも強い日程です。
狙いは「政治的相互信頼」から「北京サミット成果の実行」まで
毛寧氏は、エチオピア、ソマリア、タンザニア、レソトはいずれも中国の戦略的パートナーだとした上で、訪問の目的を次のように説明しています。
- 政治的相互信頼の深化
- 中国・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)北京サミットの成果の実行促進
- 中国とアフリカを「二つの主要な文明」と位置づけた上での相互学習の強化
- 「新時代の全天候型の中国・アフリカ運命共同体」構築への新たな推進力
今回の見どころ:外交と「交流」を同時に走らせる
発表内容を読む限り、今回の焦点は「要人往来」だけではありません。AUでの交流年の立ち上げが組み込まれている点は、政策協議と並行して、関係の厚みを“人の動き”でつくろうとする設計にも見えます。
今後、交流年の枠組みの中でどの分野(教育、文化、若者交流など)が前に出てくるのか、またFOCAC北京サミットの成果が具体的にどう実行段階へ移るのかが、年初の時点での注目ポイントになりそうです。
Reference(s):
Chinese FM to visit four African nations, attend African Union event
cgtn.com








