CMG、2026年の重点番組36本を発表 AI・娯楽・スポーツに注力
2026年1月7日(水)、中国メディアグループ(CMG)が2026年の「プレミアム番組」ラインアップを発表しました。テーマは「Winning Together」。人工知能(AI)、エンタメ、スポーツイベント、新質生産力の4分野で計36の重点番組・活動を打ち出し、AIが番組作りや社会の現場に入り込む“現在進行形”を前面に押し出しています。
発表のポイント:4分野×36の重点プログラム
CMGによる今回の発表は、2026年に向けた編成の方向性をまとめて示すものです。柱となるのは次の4領域でした。
- 人工知能(AI)
- エンターテインメント
- スポーツイベント
- 新質生産力(革新を軸にした新しい生産力の考え方)
AIは“題材”から“実装”へ:バラエティと医療番組
ラインアップの中心的なキーワードはAIです。CMGは、AI技術の可能性を掘り下げるバラエティ番組を用意するとしています。単なる技術紹介にとどまらず、「AIで何が変わるのか」を娯楽文脈で見せる狙いがうかがえます。
さらに、医療分野でのAI活用に焦点を当てた健康番組も含まれました。実例(現実のケース)と専門家の見解を交え、医療現場でのAIの役割を伝える構成だといいます。AIの話題が“未来”ではなく“今日の選択肢”として扱われ始めている点は、視聴者側の関心の移り変わりも映します。
「新質生産力」分野:企業の革新と“低空技術”の広がり
もう一つの軸は「新質生産力」です。CMGは、中国企業のイノベーション能力を祝う(強調する)番組群を展開するとしています。
そこで目を引くのが「低空技術」の言及です。低空領域の技術が、農業、製造業、公共サービスなどへ広く応用されていることを番組で扱うとされました。ドローンなど、低い高度を活用した技術は、現場の効率化や安全性向上と結びつきやすく、映像コンテンツとも相性が良いテーマです。
2026年の大型スポーツイベントも視野:五輪・W杯・アジア大会
スポーツ面では、2026年の主要イベントに合わせた展開も示されました。発表では、ミラノ冬季五輪、米国・カナダ・メキシコで開催されるFIFAワールドカップ、名古屋でのアジア大会といったビッグイベントが挙げられています。
また、こうした大型イベントのタイミングに合わせて中国のビジネスブランドを取り上げる「ブランディング番組」も用意するとのことです。スポーツ中継や特番が持つ注目度を、企業・産業のストーリーへ接続する狙いが読み取れます。
静かな焦点:AIは“便利さ”だけを運んでくるのか
今回の発表は、AIを「技術ニュース」ではなく「社会と生活の話題」として編成の中心に置いた点が特徴です。とくに医療のように判断や責任が絡む領域では、利便性だけでなく、説明の透明性や使い方の合意形成が問われやすい分野でもあります。
CMGが2026年に向けて示したのは、AI、産業、スポーツという“関心が集まりやすい場”を通じて、技術の浸透をどう語るかというメディア側の設計図でもあるのかもしれません。
Reference(s):
CMG unveils key 2026 programs in AI, entertainment, sports and more
cgtn.com








