瀋陽で馬が主役の油彩展、黄光亮さん40点超が開幕──4月まで開催
中国本土・瀋陽で「馬」を中心モチーフにした油彩画展が始まりました。春に向かうこの時期に、生命力や新しさを象徴する存在としての馬を、40点超の作品でたどれます。
1月6日に瀋陽博物館で開幕、黄光亮さんの油彩画展
瀋陽博物館で1月6日、地元アーティストの黄光亮(こう・こうりょう)さんによる油彩画展が開幕しました。干支(えと)で「馬」の年が近づくなか、主役に据えられたのは一貫して「馬」。目に見える被写体としてだけでなく、活力や再生を映す文化的シンボルとして提示されています。
40点超の作品が描く「馬」──写実から抽象へ
展示は40点を超える作品で構成され、会場は大きく3つの章立てです。ひとつのモチーフが、表現言語(描き方)によってどのように姿を変えるのかを、流れとして追えるのが特徴です。
3つのセクションで見る、モチーフの変奏
- 写実的な描写:体つきや質感など、対象としての馬を丁寧に捉える
- より表情豊かな解釈:動きや気配、感情のようなものまで描き込む
- 抽象的なアプローチ:形や色、リズムで「馬らしさ」を再構成する
「同じ馬」が題材でも、段階が進むほど、鑑賞者が受け取るスピードや距離感が変わっていく構成です。
会場の空気:足を止めて“揺れる気分”を味わう
ギャラリー内では、来場者が歩みをゆるめ、キャンバスごとに立ち止まりながら細部を追います。作品によって、力強さが前面に出たり、静けさや余韻が漂ったりと、ムードが微妙に切り替わっていくのも見どころです。
新年の文化プログラムの一環として、4月まで
この展示は、瀋陽市の新年文化プログラムの一環として企画されたものとされ、会期は4月まで。季節の行事感と、美術館での静かな鑑賞体験が交差する場として、住民だけでなく来訪者にも開かれています。
見どころのヒント:まずは「1枚の前で30秒」
短時間でも楽しみたい人は、次の見方が役立ちます。
- まず30秒、絵の前で立ち止まり、最初に入ってくる色と動きを確認する
- 次に視線を細部へ。たてがみ、筋肉、背景の筆致(タッチ)の違いを追う
- 最後に一歩引いて、作品全体のリズム(緊張感/開放感)を感じる
馬という分かりやすい題材だからこそ、写実から抽象へ移るにつれ「何を馬と感じるのか」が静かに問われます。
Reference(s):
Galloping into spring with a horse-themed exhibition in Shenyang
cgtn.com








