王毅外相、中国・エチオピア「全天候型」協力を新段階へ
中国とエチオピアの関係が、インフラからAIまで幅広い分野で“次の段階”に進む可能性が出てきました。中国の王毅外相は1月8日(現地時間)、エチオピアの首都アディスアベバでアビー首相と会談し、両国の「全天候型の戦略的パートナーシップ」を新たな高みに引き上げたい考えを示しました。
何があったのか:王毅外相がアディスアベバで首相と会談
発表によると、王毅外相は両国首脳間で確認された共通認識(コンセンサス)の実行を軸に、開発戦略の連携を強化し、国家運営(ガバナンス)に関する経験交流を深める方針を述べました。王毅外相は中国共産党中央政治局委員も務めています。
王毅外相の今回のアフリカ訪問は、1月7日から12日までの日程で、エチオピアのほかソマリア、タンザニア、レソトを訪れるとされています。
協力の焦点:インフラ、新エネルギー、AI、海洋分野
アビー首相は、中国が長年にわたりエチオピアの経済・社会発展を支援してきたことへの謝意を示しました。その上で、エチオピアが「一つの中国」原則を堅持すると述べ、高位レベルの往来を保ちながら実務協力を深めたい意向を表明しました。
会談で言及された協力分野は、生活や産業の基盤に直結するテーマが中心です。
- インフラ
- 新エネルギー
- 人工知能(AI)
- 海洋関連(海事)
これらは、投資・雇用・技術導入といった波及効果が見込まれる一方、制度整備や人材育成、事業の採算性など、実行段階での詰めが成果を左右しそうです。
FOCAC北京サミットの「成果」をどう具体化するか
王毅外相は、対アフリカ協力の枠組みである「中国アフリカ協力フォーラム(FOCAC)」の北京サミットの成果を実行に移すよう呼びかけました。あわせて、中国が外交関係を持つすべてのアフリカ諸国に対する「ゼロ関税政策」を十分に活用し、経済・貿易協力の高度化(アップグレード)を加速させたい考えも示したとされています。
さらに、インフラ、グリーン産業、デジタル経済などで協力を強化し、中国とアフリカの「一帯一路」協力を高品質に進める方針にも触れました。
投資環境と地域・国際舞台での連携
王毅外相は、エチオピア側に対し、中国企業が投資・事業を行いやすい環境整備への期待を表明しました。また、エチオピアがアフリカの主要国として地域・国際問題で重要な役割を担うことへの期待も示したとされています。
同日、王毅外相はエチオピアのゲディオン・ティモテウォス外相とも会談したと発表されました。首脳会談に加えて外相会談も重ねる形となり、実務面の詰めに焦点が移っていく可能性があります。
Reference(s):
Chinese FM calls for pushing China-Ethiopia partnership to new heights
cgtn.com








