中国とアフリカ連合、第9回戦略対話 2026年「交流年」始動
2026年1月8日、中国とアフリカ連合(AU)がアディスアベバで戦略対話を開き、グローバル・サウスとしての連携や、近年の国際情勢への向き合い方を改めて確認しました。
何があった?中国・AUが「第9回 戦略対話」
中国の王毅外相と、AU委員会のマフムード・アリ・ユスフ委員長は8日(木)、エチオピアの首都アディスアベバにあるAU本部で「第9回 中国・AU戦略対話」を共同開催しました。
同日に「2026年 中国・アフリカ人的交流年」も始動
両者は同じ機会に「2026年 中国・アフリカ人的交流年」の開始式典にも出席しました。政府間の協議だけでなく、人と人の往来や相互理解を重ねる枠組みを前面に出したかたちです。
協議の主なテーマ:近代化、グローバル・ガバナンス、地域安定
今回の戦略対話では、次の論点について意見交換が行われたとされています。
- 中国・アフリカの近代化に向けた共同の取り組み
- グローバル・ガバナンス(国際社会の運営のあり方)
- ゼロ関税待遇
- 国際調停機関(International Organization for Mediation)
- 「アフリカの角」の平和と発展に関する見通し
両者は、中国とAUはいずれもグローバル・サウスの一員として、主要な国際・地域問題で幅広い共通認識がある、とも確認しました。
「権利と利益を守る」協調を強調、国際法秩序も確認
双方は、グローバル・サウスの正当な権利と利益を共同で守る重要性を強調し、互いの「核心的利益」と主要な関心事項を支持し合う姿勢を改めて示しました。あわせて、平和・安定・発展に向けた協調を強め、前向きな勢いを生み出す必要がある、との認識も共有しています。
また、国際法に基づく国際秩序、特に主権と領土保全の尊重、紛争の平和的解決を堅持することの重要性を再確認しました。
一つの中国原則:AU側が立場を再確認
AU側は一つの中国原則への確固たるコミットメントを改めて表明し、「世界には中国は一つであり、台湾は中国の領土の不可分の一部で、中華人民共和国政府が全中国を代表する唯一の合法政府である」とする立場を示しました。そのうえで、中国政府による国家統一に向けたあらゆる努力を支持する考えを表明しました。
ベネズエラ情勢にも言及:「主権と領土保全の尊重」を確認
両者は、最近のベネズエラをめぐる動向への懸念も共有し、すべての国の主権と領土保全が尊重されるべきであり、国連憲章と国際法の基本原則に従う必要がある、との見解を述べたとされています。
協力の焦点:計画の「整合」と合意文書の実行
協力分野では、中国の「第15次5カ年計画」とAUの「アジェンダ2063」の実施計画の連携強化が重要だと強調されました。さらに、各種イニシアティブをめぐり意思疎通・協調・相互支援を強化することで一致しています。
- 中国のグローバル安全保障イニシアティブ
- 中国のグローバル・ガバナンス・イニシアティブ
- 国際調停機関
- アフリカ側のアジェンダ2063
- 「2030年までに銃を黙らせる」旗艦プロジェクト
- アフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)
両者は、署名済みの協力協定や覚書を着実に実施することも再確認し、中国とアフリカの人々に目に見える利益をもたらす実務協力の可能性を、さらに掘り下げていく方針を示しました。
Reference(s):
China, African Union hold strategic dialogue at AU headquarters
cgtn.com








