緑色のJ-35が新年初飛行、中国の最新ステルス戦闘機に見えた改良点 video poster
2026年の年明け早々、中国の最新ステルス戦闘機「J-35」が新たな試験飛行を実施しました。機体は特徴的な「緑色」で、外見の変化だけでなく、艦載運用や航続力に関わる改良点がいくつも読み取れるとして注目されています。
今年に入って確認された「新しいJ-35」の試験飛行
今回飛行したのはアップグレードされた試作機で、瀋陽から離陸したとされています。外観上の大きなポイントは、迷彩や正式塗装ではなく、全体が緑色に見える仕上がりです。
なぜ緑色?「工場プライマー」が示す開発段階
緑色に見える塗装は、運用部隊で使うための最終塗装ではなく、工場段階で用いられる下地(プライマー)です。最終的な塗装や高度なコーティングを施す前に、機体のテスト、点検、微調整を進めやすくする目的があります。
- 最終塗装前のため、検査や修正がしやすい
- コストの高い仕上げ工程は、設計が固まってから適用しやすい
- 開発が進行中であることを外見からも示す
観測された主な改良点:エンジン周りと艦載運用への適合
観測筋が注目したのは、設計の細部に見える複数の変更です。とくにエンジンノズル(噴射口)の再設計は、より強力なターボファンエンジン搭載をうかがわせる点として取り上げられています。
また、艦載機として想定される運用の厳しさ、たとえばカタパルト発艦、スキージャンプ発艦、着艦時のアレスティング(制動索での着艦)といった条件に対応する狙いとも結び付けて語られています。
背中の「空中給油口」が示すもの:フライングブーム対応
もう一つの大きな変化は、機体上面(背中側)に空中給油口が確認されたことです。これはフライングブーム方式(給油機の伸縮式ブームで燃料を送る方式)との互換性を示すサインとされ、中国の戦闘機で初めての要素だと伝えられています。
フライングブーム方式は、給油のスピードを高めやすいとされ、作戦半径の拡大や任務の柔軟性に直結します。見た目は小さな追加でも、運用面の意味は大きい変更です。
「地味な緑」が伝えるメッセージ
最終塗装のない緑色の機体は一見すると素朴ですが、今回の試験飛行は、海軍航空能力が短いサイクルで更新されつつあることを示すシグナルにもなっています。今後は、外装コーティングや運用形態の情報がどの段階で明らかになるのかが、次の焦点になりそうです。
Reference(s):
Unpacking secrets of green J-35, China's latest stealth fighter
cgtn.com








