中国本土・杭州が国連の「ゼロウェイスト都市」世界20都市に選定
中国本土・浙江省の省都、杭州(こうしゅう)が国連の枠組みで「ゼロウェイスト(ごみゼロ)に向かう20都市」の一つに選ばれました。都市の成長と環境負荷をどう両立するかが問われる中、国際的な“モデル都市”として注目が集まりそうです。
何が起きた?――「20 Cities Towards Zero Waste」に杭州が選定
杭州の市当局(杭州市生態環境局)によると、杭州は国連事務総長の「ゼロウェイストに関する諮問委員会(Advisory Board on Zero Waste)」の取り組みである「20 Cities Towards Zero Waste」に選定されました。世界各地の都市が対象となる枠組みの中で、杭州がその20都市の一つに入った形です。
「ゼロウェイスト都市」って結局なに?
ゼロウェイストは、単に「ごみをゼロにする」というスローガンというより、ごみの発生そのものを減らし、資源を循環させる考え方として語られることが多い概念です。都市政策としては、次のような論点がセットで扱われやすくなります。
- 発生抑制:使い捨ての削減、過剰包装の見直し
- 分別・回収:回収の仕組みを細かく設計し、混合を減らす
- 再利用・再資源化:リユース(再使用)やリサイクルの「出口」を作る
- 事業者の関与:製造・流通の段階から廃棄物を減らす設計
都市がゼロウェイストを掲げると、家庭ごみだけでなく、オフィスや商業施設、建設・解体など、幅広い分野に波及しやすいのが特徴です。
なぜ今、このニュースが意味を持つのか
2026年1月現在、世界の都市は人口集中や消費増とともに、廃棄物処理や資源制約、温室効果ガスといった課題が絡み合う局面にあります。その中で「国連の枠組みに入った」という事実は、杭州にとって次のような意味を持ち得ます。
- 国際的な比較の土俵に乗る:都市の取り組みが外部から見えやすくなる
- 政策の継続性が問われる:短期のイベントではなく、制度として続くかが焦点に
- 市民生活に近いテーマ:分別や回収など、日常の体感に直結しやすい
「環境」の話が抽象論になりがちな中で、ゼロウェイストは生活と行政の接点が多く、成果も課題も見えやすい領域です。
これから注目したいポイント(“選定後”の見どころ)
今回の選定を受け、今後の焦点は「名前が載った」こと以上に、何が変わり、どこまで可視化されるかに移っていきます。読者目線では、例えば次の点が気になります。
- どんな指標で進捗を示すのか(ごみの総量、再資源化率、埋立量など)
- 市民・事業者の負担と納得感(ルールの分かりやすさ、運用の公平性)
- “循環”の出口(回収した資源が実際に使われる設計になっているか)
ゼロウェイストは、理念だけでなく運用の設計が結果を左右します。杭州が世界20都市の枠組みの中で、どのように具体化していくのかが次のニュースになりそうです。
要点まとめ:杭州は国連事務総長のゼロウェイスト諮問委の「20 Cities Towards Zero Waste」に選定(杭州市生態環境局発表)。今後は進捗の可視化と運用の実装が注目点です。
Reference(s):
China's Hangzhou among UN's top 20 zero-waste cities globally
cgtn.com








