中国本土の児童映画100年を俯瞰する書籍、北京のブックフェアで公開
北京で開かれたブックフェアでこのほど、中国本土の児童映画を100年規模で見渡す書籍「Centennial Collection of Chinese Children's Films(中国児童映画百年コレクション)」が正式にお披露目されました。子ども向け映画を、作品そのものだけでなく時代の記憶として整理し直す動きとして注目されます。
北京のブックフェアで発表、貴州人民出版社が刊行
発表されたのは、貴州人民出版社が刊行する「Centennial Collection of Chinese Children's Films」。紹介文では「1世紀分の記憶に満ちた記念碑的な仕事」と位置づけられています。
20以上のカテゴリーで見える、児童映画の広がり
本書は、中国本土の児童映画における多様な試みを、20以上のカテゴリーで整理し、全体像を示す構成だとされています。題材として挙げられている領域は幅広く、子ども向け表現が扱ってきた世界の射程を感じさせます。
- 戦争
- 環境保護
- サイエンスフィクション
- 歴史
- 家族の情愛
- 子どもの心理的成長
- 少数民族集団の人々の暮らし
なぜ「児童映画の体系化」がいま読まれるのか
映像が短尺化し、視聴体験が断片化しやすい現在、児童映画をテーマ別に編み直す試みは、作品を「見た順番」ではなく「意味の地図」として残す作業でもあります。戦争や環境、家族、成長といったテーマは、子どもの物語でありながら社会の変化を映し出す鏡にもなります。
読者の見方が変わるポイント:テーマは同じでも、語り方は変わる
たとえば「家族」や「成長」は普遍的な題材ですが、時代によって子どもの悩みの描き方や、共同体との距離感、未来像の示し方は変化していきます。20以上のカテゴリーで並べて読むことで、作品同士の違いだけでなく、同じテーマが別の語り口へ更新されていく過程も追いやすくなります。
北京のブックフェアでの公開をきっかけに、児童映画を文化史として読み解く視点がどのように広がっていくのか。今後の反響が待たれます。
Reference(s):
cgtn.com








