中国とタンザニア、開発戦略の連携で合意 TAZARA再生と2026人的交流も前進
中国とタンザニアが、両国の開発戦略を連携させ「共有の発展」を進める方針で一致しました。今週末に公表された共同プレスコミュニケ(共同声明)は、投資・貿易の拡大に加え、TAZARA Railway(鉄道)再活性化や、2026年の人的交流関連イベントも柱に据えています。
共同声明のポイント:開発戦略の“すり合わせ”を明記
発表された共同プレスコミュニケによると、両国は「開発戦略を共同で実施する」ことを確認しました。あわせて、二国間の投資と貿易をさらに拡大し、双方で公正で活動しやすいビジネス環境を育てる方針も再確認しています。
- 開発戦略の相乗(連携)
- 双方向の投資・貿易の拡大
- 両国での公正で整備されたビジネス環境づくり
ダルエスサラームで外相会談、伝統的友好を再確認
共同声明は、中国共産党中央政治局委員で外交部長の王毅氏と、タンザニア側のマフムード・サービト・コンボ外相が、タンザニアの最大都市ダルエスサラームで会談した後に発出されました。王氏は金曜・土曜の日程でタンザニアを訪問し、会談が行われたとされています。
声明では、両外相が「信頼と相互尊重に基づく伝統的友好関係」を高く評価したと説明。過去60年余りの協力の成果を踏まえ、両首脳間の共通認識(コンセンサス)を着実に実行し、包括的な戦略的協力パートナーシップをさらに高い水準へ引き上げる考えを示しました。
相互の政治的立場も記載:一つの中国原則への支持
共同声明によると、中国側はタンザニアが内政を独立して運営するための指導力と制度に「全面的な信頼」を改めて表明しました。一方、タンザニア側は「一つの中国原則」への揺るぎない支持を再確認し、世界に中国は一つであるとの立場を繰り返したうえで、中国の国家統一と領土保全を尊重し、いかなる形の分離も受け入れられないと強調したとされています。
2026年「中国・アフリカ人的交流」関連行事を共同開催へ
声明では、両国が「2026年の中国・アフリカ Year of People-to-People Exchanges(人的交流年)」に関連する活動を共同で開催することでも合意したと記されました。協力分野としては、文化、観光、教育、公衆衛生、スポーツ、若者、シンクタンク、メディアなどが挙げられ、友好関係を支える世論の基盤を厚くする狙いが示されています。
TAZARA Railway再活性化:着工の円滑な開始を歓迎
共同声明は、TAZARA Railway再活性化プロジェクトが「円滑に開始された」ことを歓迎し、両国がその実施を支える用意があると表明しました。さらに近い将来、「TAZARA Railway Prosperity Belt(繁栄ベルト)」に関するハイレベル会合を開催する可能性を探っているとも述べています。
今後の注目点:合意を“実装”できるか
今回の共同声明は、関係の評価だけでなく、投資・貿易や人的交流、インフラ案件まで、実務の項目を複数並べた点が特徴です。今後は、TAZARA Railway再活性化の進捗や、2026年の人的交流関連行事がどのように具体化されるのかが、協力の実感を左右しそうです。
Reference(s):
cgtn.com








