中国本土初の干支巨大スクリーン映画「Horse Power」上海で世界初公開 video poster
2026年1月9日、上海で中国本土初となる干支(十二支)を着想源にした巨大スクリーン映画「Horse Power」が世界初公開されました。文化的なモチーフと最先端の映像・上映技術が、同じスクリーンの上で一体化する――その試みが注目を集めています。
「Horse Power」は何を描く?――“馬”を主役に、世界の物語へ
作品は、中国の干支動物に着想を得た巨大スクリーン映画として制作され、世界各地の「馬」にまつわる個性的なストーリーを描く構成だとされています。巨大スクリーンならではの没入感を活かし、動きの迫力と細部の情報量で“馬という存在”に近づく狙いがうかがえます。
映像面の特徴:高速の動きと希少な瞬間を捉える
発表によると、本作は高精細のダイナミックな撮影手法を用い、高速で移動する場面や、なかなか見られない瞬間を鮮明に映し出すといいます。巨大スクリーンは、単に画面が大きいだけでなく、速度感や視線誘導の設計が体験の質を左右します。その点で「動きをどう見せるか」は、テーマ選びと直結していると言えそうです。
共同制作は「中国メディアグループ」×「上海科学技術館」
「Horse Power」は、中国メディアグループと上海科学技術館が共同制作したとされています。放送・制作の知見と、ミュージアム(科学技術館)側の展示・体験設計の発想が交差することで、映像作品を“鑑賞”だけでなく“学びや体験”へも接続しやすくなる可能性があります。
初公開の舞台:刷新されたCINITY科学巨大スクリーンシアター
プレミア(初公開)が行われたのは、上海科学技術館にある、改装を終えたCINITY科学巨大スクリーンシアターです。ここは科学博物館の映画館として世界で初めて、LED映画スクリーンシステムを導入したとされています。
- 作品側:高精細・動的な撮影で「動き」を見せる
- 会場側:LEDスクリーン導入で「見え方」を更新する
制作と上映環境の両面で“技術の更新”が同時に語られている点は、巨大スクリーン作品の現在地を考えるうえでも興味深いポイントです。
干支×巨大スクリーンが投げかける問い
干支は、カレンダーや年中行事など生活文化にも馴染み深い一方で、映像作品の「題材」としては表現の幅が問われます。今回の「馬」を入口に、文化的モチーフがどのように映像言語へ翻訳され、さらに巨大スクリーンの体験に最適化されていくのか。今後、同様のアプローチが別の干支動物へ広がっていくのかも含め、静かに注目が集まりそうです。
文化的なモチーフを、最新の映像と上映技術で“体験”に変える――巨大スクリーンは、その翻訳装置になれるのか。
(本記事は、上海でのプレミア開催と作品・会場の発表内容に基づき構成しました。)
Reference(s):
China's first zodiac-themed giant-screen film premieres in Shanghai
cgtn.com








