中国本土、対日デュアルユース輸出管理を「合法」と説明 レアアース審査報道に言及
2026年1月12日、中国本土の外務省報道官は、日本向けのデュアルユース(軍民両用)品目に関する輸出管理強化について「完全に正当で、合理的かつ合法」だと説明しました。レアアースの輸出許可審査をめぐる報道や、重要鉱物のサプライチェーン(供給網)への懸念が出る中での発言です。
何が話題になっているのか
定例記者会見で問われたのは、レアアースの対日輸出に関する輸出許可(ライセンス)の審査が、民生用を含めて停止されたという報道についてです。これに対し、報道官の毛寧(Mao Ning)氏は、中国本土の措置は法令に基づいており、正当で合理的、かつ合法だと述べました。
中国本土側の説明:「国家安全」と「国際的な義務」
毛氏は、今回の措置の目的として、次の点を挙げました。
- 国家安全と利益を守ること
- 不拡散などの国際的な義務を果たすこと
また、輸出管理の運用は「法律や規制に従って行われている」という位置づけも強調しています。
サプライチェーン懸念への姿勢:「安定と安全を守る立場は変わらない」
重要鉱物の供給網をめぐっては、G7(主要7カ国)を含む各国の当局者の間で議論が続いていることにも触れられました。日本のメディアが「日本企業がレアアースの調達で困難に直面している」と報じている点も含め、サプライチェーンへの影響が注目されています。
これに対し毛氏は、中国本土は「世界の重要鉱物サプライチェーンの安定と安全を維持する立場は変わらない」と述べました。その上で、「各方面が建設的な役割を果たす責任がある」とも語っています。
今後の焦点:見通しのカギは「審査の運用」と「対話」
現時点で示された情報からは、焦点は次のような点に移りつつあります。
- レアアースを含む輸出許可審査が、どの範囲・手続きで運用されるのか
- 供給網の懸念が続く中で、関係国・企業がどう対応し、コミュニケーションを重ねるのか
- 「安定維持」という立場と「輸出管理強化」が、実務上どう両立していくのか
今回の発言は、輸出管理の位置づけを「安全保障と国際義務」の枠組みで説明しつつ、供給網の安定に関する姿勢は維持すると強調した形です。今後、審査の運用状況や各方面の調整がどのように進むかが注目されます。
Reference(s):
FM: Export control to Japan lawful, supply chain stance unchanged
cgtn.com








