中国、低軌道インターネット衛星の新グループを打ち上げ 海南の商業発射場から
中国が低軌道(LEO)のインターネット衛星コンステレーション(多数の衛星を連携させる仕組み)を拡充しています。2026年1月13日(火)、海南省の海南商業宇宙機発射場から、新たなインターネット衛星18機を搭載したロケットが打ち上げられ、所定の軌道に投入されました。
何が起きたのか:18機を軌道へ
発表によると、打ち上げに使われたのは長征8A(Long March-8A)ロケットで、低軌道インターネット衛星の「第18グループ」を搭載。発射は現地時間23時25分に行われ、衛星は予定された軌道に投入されました。
長征8Aとは:液体燃料の中型ロケット
長征8Aは中国運載火箭技術研究院(CALT)が開発した液体燃料ロケットで、今回示された主な仕様は次の通りです。
- 全長:50.5メートル
- 打ち上げ重量:約371トン
- 離昇推力:約480トン
- 搭載能力:高度700kmの太陽同期軌道へ最大7トン
低軌道〜中軌道での「コンステレーションのネットワーク化」に必要な打ち上げ要件に対応できる、とされています。
注目点:衛星インターネットは“地上網の外”を埋める
低軌道のインターネット衛星は、地上の基地局や光回線の整備が難しい場所でも通信を届けやすいのが特徴です。山間部・海上・災害時など、地上インフラが弱くなりがちな局面での活用が想定され、各地で衛星網の整備が進んでいます。
一方で、コンステレーションは「衛星を継続的に追加して網を密にする」ことで性能や提供範囲が左右されます。今回のような“グループ単位”での投入は、整備の進捗を測る一つの手がかりになりそうです。
海南の商業宇宙機発射場から:運用の広がりを映す
今回の打ち上げ場所は、中国南部の島しょ部にある海南省の商業宇宙機発射場。衛星インターネットのように複数回の打ち上げが見込まれる分野では、発射拠点の運用体制や打ち上げ頻度も重要になります。
数字で読む今回の打ち上げ
- 投入された衛星:低軌道インターネット衛星(第18グループ)
- 発射時刻:2026年1月13日(火)23時25分
- ロケット:長征8A
- 長征シリーズ通算:625回目の飛行ミッション
衛星インターネットは、宇宙開発という大きな話題でありながら、最終的には「つながりにくい場所の通信」をどう変えるかという生活に近いテーマでもあります。今後も、追加投入のペースや運用の具体像が注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








