北京の舞台裏で特別レッスン:ウエストエンド俳優が記者に歌を指南 video poster
中国本土・北京のバックステージで、客席の照明が落ちたあとも音楽が途切れない時間がありました。ウエストエンドの実力派として知られるジョン・オーウェン=ジョーンズさんとジーナ・ベックさんが、中国本土でのコンサートツアー中に、観客ではなく記者に向けたマンツーマンの歌唱レッスンを行ったからです。
ステージの外側で起きていた、もう一つの本番
今回の取材の舞台は北京の舞台裏。ステージライトが消えた空間でも、声を整え、次の音を探す時間は続きます。コンサートの熱気から少し離れた場所で、2人は「どう歌うか」だけでなく「どう伝えるか」に焦点を当て、レッスン形式で記者と向き合いました。
ジョン・オーウェン=ジョーンズとジーナ・ベックとは
2人はいずれも英国のミュージカルの中心地ウエストエンドで知られる存在です。観客の前で完成形を見せるだけでなく、舞台の技術を言語化し、相手の声に合わせて調整していく――そのプロセス自体が、舞台人の仕事の一部でもあります。
マンツーマンの歌唱レッスンで意識されたポイント
レッスンの詳細な手順は場面ごとに変わりますが、ミュージカルの現場で重視されがちな要素は大きく分けると次の通りです。
- 呼吸と支え:声量ではなく、息の流れを安定させる土台づくり
- 言葉の輪郭:歌詞が音に埋もれない発音とリズム
- 感情と動きの一致:音程やテクニックと同時に、意味が届く表現
観客に向けたパフォーマンスでは見えにくい「微調整の積み重ね」が、舞台裏では前面に出てきます。記者が一つのフレーズを歌い、2人が短い助言を返す――その往復が、音楽を立体的にしていく様子が印象的でした。
なぜ今、ツアー先でレッスンをするのか
2026年の今、コンサートツアーは公演を届けるだけでなく、現地での交流や学びの場としても注目されがちです。ステージは一回限りでも、発声や表現のコツは持ち帰れる。舞台芸術が国境を越えるとき、その価値は上演時間の外側にも広がっていきます。
静かなバックステージが映す、音楽の続き
舞台上の完成度は、照明の当たらない場所での試行錯誤に支えられています。北京のバックステージで行われた今回の短いレッスンは、華やかな本番とは別の形で、音楽が生き続ける瞬間を切り取る出来事でした。
Reference(s):
cgtn.com








