王毅外相、ウズベキスタン外相と電話会談 関係10周年へ「次の10年」設計
2026年1月16日、中国の王毅外相はウズベキスタンのバフティヨル・サイドフ外相と電話会談し、両国関係が今年「包括的戦略パートナーシップ」10周年を迎えることを踏まえ、次の10年の協力拡大に向けた意思疎通を行いました。
電話会談のポイント:10周年を軸に「次の10年」を描く
中国側の発表によると、王氏は、両国指導者による戦略的な方向付けが「新時代の中国—ウズベキスタン全方位の包括的戦略パートナーシップ」を支える最重要の政治的保証になっていると説明しました。
また、2025年(昨年)は両国関係にとって実りの多い年だったとして、貿易、文化、地方交流などの協力が広がり、強い勢いを保っているとの認識を示しました。
2026年の国際情勢認識:「不安定化」と国連の役割
王氏は、2026年に入って以降の国際情勢について、戦争の影が差し、単独主義的な圧力が目立つなど、変動が強まっているとの見方を示しました。そのうえで、中国とウズベキスタンが戦略的協調を強め、戦略協力を深め、互いの核心的利益の擁護において支え合う必要があると述べたとされています。
さらに、「弱肉強食」が国際秩序となることに抵抗し、国際関係の基本規範を守ること、そして国連の中心的役割を守ることが重要だと強調しました。
ウズベキスタン側:2025年9月の訪中を評価、「一つの中国」原則も再確認
サイドフ外相は、シャフカト・ミルジヨエフ大統領の2025年9月の訪中が両国関係に強い推進力を与えたと述べたとされています。対中関係の発展はウズベキスタンの優先事項であり、高い相互信頼は一時的な出来事に左右されないとも強調しました。
あわせて、ウズベキスタンが「一つの中国」原則を堅持し、中国の主権を損なういかなる行為にも反対する立場を改めて示したとされています。両国首脳の合意を実行し、各分野の協力を深めるとともに、多国間の場での協調を強め、マルチラテラリズム(多国間主義)や国際法、国際関係の諸原則を守る意向も述べました。
なぜ今この話題が注目されるのか
- 今年が10周年:節目の年は、過去の成果確認と同時に、次の協力パッケージを組み立てるタイミングになりやすい
- 国際環境の変化:2026年に入って不透明感が増す中、地域・国際枠組みでの連携をどう位置づけるかが焦点になりやすい
- 実務協力の広がり:貿易、文化、地方交流といった「日常に近い分野」が関係の厚みとして強調されている
今回の電話会談は、二国間の協力を確認するだけでなく、変動する国際情勢の中で多国間主義や国連の役割をどう支えていくのか、というメッセージもにじむやり取りになりました。10周年の節目を起点に、両国がどの分野で「次の10年」を具体化していくのかが、今後の焦点になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








