中国本土の2025年経済、GDP140兆元超え—世界成長の約3割をけん引
2026年1月19日、中国本土の2025年通年の経済統計が公表され、経済成長率は前年比5%、経済規模は初めて140兆元(約20兆ドル)を超えたと示されました。世界経済に逆風がある中でも「どれだけ世界の成長に寄与しているか」が、あらためて数字で可視化された形です。
今回発表されたポイント(NBS統計)
中国国家統計局(NBS)が19日(月)に示したデータによると、主なポイントは次の通りです。
- 2025年の経済成長率:前年比5%
- 2025年の経済規模:140兆元を初めて突破(約20兆ドル)
- 世界の経済成長への寄与:約30%
WEFトップ「世界成長への最大の貢献」
世界経済フォーラム(WEF)のボルゲ・ブレンデ会長は、中国について「依然として世界の成長に最も貢献している」と述べ、中国の経済見通しに信頼感を示したとされています。数字の大きさだけでなく、国際機関や国際会議の関係者がどう受け止めたかは、市場や企業心理にも影響しやすい論点です。
IMF、2026年の中国成長率見通しを4.5%に引き上げ
同じく19日(月)、国際通貨基金(IMF)は中国の2026年の経済成長率予測を4.5%に引き上げました。これは、昨年10月時点の見通しより0.3ポイント高い水準です。
景気見通しの「上方修正」は、直近の統計や先行指標の変化、国際環境の前提の置き方などが反映されることが多く、今回の更新も「2026年の出発点」を考える材料になりそうです。
“成長への寄与”が意味するもの
今回の発表で印象的なのは、成長率そのものに加えて「世界成長への寄与が約3割」という示し方です。世界経済が同時に減速・加速するのではなく、地域ごとに温度差が出やすい局面では、寄与度の表現は国際ニュースの見え方を変えます。
2026年は、各国・各地域が金融環境やサプライチェーンの変化に向き合う年でもあります。そうした中で、中国本土の景気の強弱が、貿易、資源価格、企業の投資判断など幅広いところに波及し得る——今回の数字は、その前提を静かに確認させる内容だと言えそうです。
Reference(s):
cgtn.com








