中国本土と中央アジアの貿易、2025年に初の1000億ドル超—外務省
中国本土と中央アジア5カ国の貿易額が、2025年に初めて1000億ドルを上回りました。世界経済の先行きが読みづらいなかで、地域間の結びつきがどこまで強まっているのかを映す数字として注目されています。
何が発表された? 外務省が「新たな節目」と強調
中国外務省の郭嘉昆(かく・かこん)報道官は2026年1月19日(月)の記者会見で、税関統計を引用しつつ、2025年の中国本土と中央アジア5カ国の貿易額が1000億ドルを初めて超えたと述べました。郭報道官はこの到達を、中国—中央アジアのパートナーシップの歴史における「新たなマイルストーン(節目)」だと位置づけています。
「1000億ドル超」が示すもの:協力の勢いと枠組みの存在感
郭報道官は、今回の1000億ドル超えについて、協力の力強い勢いを示すだけでなく、「中国—中央アジアメカニズム」の主導的な役割を映す結果だと説明しました。
また、国際的な貿易システムが深刻な課題に直面し、世界経済の成長が鈍いとされるなかでも、両者の経済・貿易協力が伸びた点を強調しています。
背景に何がある? 2025年を通じた関係強化
郭報道官によると、2025年は中国本土と中央アジア諸国の関係が「速いペースで成長」した年でした。具体的には、次のような動きが挙げられています。
- 中国—中央アジアメカニズムの強化
- 「一帯一路」協力の着実な進展
- 友好的な交流の進展(人々の距離を縮めた)
第2回中国—中央アジアサミットが「高品質協力」の局面へ
とりわけ郭報道官は、「第2回中国—中央アジアサミット」の成功が、双方の「高品質な協力」の新たな段階を切り開いたと述べました。貿易額の節目は、こうした枠組みづくりや交流の積み重ねと呼応している、という見立てです。
これからの焦点:「革新主導」「高品質」「成果志向」
郭報道官は、今回を「新たな歴史的出発点」と表現し、中国本土は中央アジア諸国とともに、勢いを維持しながら中国—中央アジア精神を引き継ぎ、メカニズムを強化していく考えを示しました。
そのうえで、各分野において「革新主導(イノベーション主導)」「高品質」「成果志向」の協力を進め、より緊密な「運命共同体」をともに築くことを目指すとしています。
ひとこと:数字の先にある“つながり方”が問われる
貿易額1000億ドル超という大台は分かりやすい指標ですが、今後は、その中身がどのように積み上がり、枠組みや交流がどの程度安定的に機能していくのかが焦点になりそうです。2025年に強まったとされる協力の流れが、2026年にどう形を変えていくのか注目されます。
Reference(s):
MOFA: China-Central Asia trade tops $100 bn, showing deepening ties
cgtn.com








