北京で范艷艷の絹アート展開幕、古代の知恵を“いま”へつなぐ video poster
北京の尹迪(Yindi)美術館で1月13日、絹(シルク)を用いたアーティスト・范艷艷(Fan Yanyan)の新しい展覧会が開幕しました。古代から続く素材と技法を手がかりに、現代の暮らしや感覚へと橋をかける試みが、いま静かに注目を集めています。
北京・尹迪美術館で「絹」を主役にした新展
今回の展示では、范艷艷の代表作に加え、「馬の年」に着想を得た新作も披露されます。絹という繊細な素材を通して、時間の層(古代から現代まで)が一枚の画面に重なるような構成が見どころだといいます。
代表作と新作——“積み上がった時間”をどう見せるか
展覧会の核は、よく知られた作品群と新作の並置にあります。すでに評価の定まった表現を起点にしながら、同じ素材・同じ手仕事が、別の季節感やモチーフに触れることでどんな変化を起こすのか。鑑賞者は、その差分を追うことで、作家の現在地を自然に読み取れます。
- 展示:范艷艷の“象徴的な作品”と新作の同時展示
- 新作の着想:「馬の年」をモチーフにした制作
オープニングで発表された「龍と馬のハーモニー」
開幕当日には、范艷艷と音楽家の方錦龍(Fang Jinlong)が新作「Harmony of Dragon and Horse(龍と馬のハーモニー)」を初披露しました。絹アートと中国の伝統音楽を組み合わせた構成で、視覚と聴覚を同時に使って作品世界へ入っていく“動的な鑑賞”を提示した形です。
なぜ今、「古代の知恵」と「いまの生活」をつなぐのか
素材や工芸の語彙は古くても、作品が向き合うのは「いまの生活感覚」です。過去の形式をそのまま再現するのではなく、現代のリズムに合わせて再編集することで、伝統が“保存”ではなく“更新”として立ち上がる——今回の展示は、その方向性を示す場になっています。
なお、取材した楊艶(Yang Yan)によれば、会場では新旧作品の対比が分かりやすい動線で提示され、初見の来館者でも要点を追いやすい構成になっているとのことです。
Reference(s):
Fan Yanyan’s art connects ancient wisdom with how we live now
cgtn.com







