2026年1月のいま、新疆の冬は「寒さを耐える季節」から「氷と雪で遊ぶ季節」へとイメージを塗り替えつつあります。天山山脈の壮大な氷景色を舞台にしたアクティビティから、砂漠と雪が交差するユニークな競技まで、冬ならではの体験が観光の主役になっています。
天山山脈が“氷の遊び場”に変わる
冬の天山山脈では、豊富な氷資源が風景そのものを変え、観光のつくり方も変えています。なかでも注目されているのが、アルパイン・アイスパークのような「氷を活かした冬の遊び場」です。
- 透明感のある氷の斜面を活かした、スピード感のあるアドベンチャースライド
- 雪山とはひと味違う、“結晶のゲレンデ”での体験設計
「見る冬景色」から「参加する冬景色」へ。景観とアクティビティが一体化している点が印象的です。
南疆では「砂漠×雪」──ボステン湖周辺の冬スポーツ
南新疆のボステン湖周辺では、砂丘と雪道が同居する地形を活かし、砂漠の冬スポーツという発想が前面に出ています。雪に覆われたトレイルと砂丘が交差するコースは、冬の競技に「意外性」を持ち込みました。
同じ冬でも、山岳の氷とは異なる舞台で遊ぶ——地域の地形をそのまま“競技場”に転換しているところに、新しい冬観光の手触りがあります。
凍った世界で味わう「食」と「レース」
冬の新疆では、アクティビティだけでなく、季節の演出そのものが体験化しています。たとえば、凍った面の上で熱々の鍋料理を囲む光景は、寒暖差が生むドラマをそのまま食体験に取り込んだものです。
さらに、氷上を滑るように進む舟(船舶)レースといった催しも、静かな氷原にスピードと歓声を持ち込みます。氷は単なる背景ではなく、イベントの「舞台装置」として機能しています。
“冬の資源化”が観光の発想を広げる
今回の動きで目立つのは、冬の観光を「雪が降ったからスキーをする」といった単線的な形に閉じないことです。
- 山岳:氷の斜面を活かしたアドベンチャー
- 湖周辺:凍結面を舞台にしたレースや食体験
- 砂漠:雪道と砂丘が交わる冬スポーツ
自然条件を“制約”ではなく“素材”として捉えることで、冬の旅の選択肢が増えていく——そんな変化が、いまの新疆の冬観光から伝わってきます。
Reference(s):
Xinjiang's winter wonderland: Ice-fueled adventures redefine tourism
cgtn.com








