中国本土の春運、2026年は過去最多見通し 鉄道5.39億人・航空9500万人へ
2026年の春節(旧正月)に合わせた大移動「春運(ちゅんうん)」で、中国本土の地域間移動が過去最多になる見通しです。1月21日(水)に開かれた会議で、交通機関ごとの輸送計画と安全確保の方針が示されました。
春運とは? 2026年は2月2日〜3月13日の40日間
春運は、春節の前後に帰省や旅行が集中する時期の呼び名です。2026年の春運は2月2日から3月13日までの40日間とされ、鉄道・航空・道路を中心に全国規模で移動需要が高まると見込まれています。
鉄道は5.39億人、前年春運から5%増の見込み
中国国家鉄路集団(China State Railway Group Co., Ltd.)によると、春運期間中に中国の国家鉄道網が扱う旅客数は5億3900万人に達する見通しです。これは2025年の春運から5%増にあたります。
航空は過去最多の9500万人、移動の選択肢が多層化
民用航空を所管する中国民用航空局(Civil Aviation Administration of China)は、春運期間中の航空旅客数が9500万人と、こちらも過去最多になるとの見通しを示しました。
鉄道と航空の双方で記録的な数字が示されたことで、移動が一つの手段に集中するというより、目的地や日程に応じて選択肢が分かれている様子もうかがえます。
主役は「道路移動」 渋滞・安全・悪天候への備えが焦点
会議では、今回の春運は道路移動(車での移動)が中心になるとの見方も示されました。あわせて、次の点で「実効性ある対策」が必要だとされています。
- 交通の流れを円滑にする(混雑の集中をどう分散するか)
- 安全の維持(事故防止や運行管理)
- 極端な気象の影響を緩和(寒波・降雪などを想定した対応)
春運は移動の規模が大きいだけに、道路・鉄道・空のどこか一つの乱れが、他の手段へ波及しやすい時期でもあります。運行計画だけでなく、天候や混雑の“揺らぎ”を前提にした運用が問われそうです。
数字が示す「移動の回復」と、運用側に残る課題
今回公表された見通しは、春節期の移動需要が引き続き高水準にあることを示します。一方で、需要が強い年ほど、現場では次のような課題が表面化しやすくなります。
- 人気時間帯・人気路線への需要の偏り
- 道路中心化による都市周縁・高速道路のボトルネック
- 悪天候時の遅延・欠航・迂回が連鎖するリスク
「過去最多」という明るい見通しの裏側で、40日間を通して安定運行をどう積み上げるかが、今年の春運の見どころになりそうです。
Reference(s):
China expects record inter-regional trips during Spring Festival
cgtn.com








