海南自由貿易港、2026年春節ラッシュへ 移動2200万回見込み
中国本土の海南省が、2026年の春節(旧正月)に向けて過去最大級の旅行需要を見込んでいます。島全域で始まった「特別税関運用」が追い風となり、国内外からの人の動きが一段と活発になりそうです。
春節の移動は6週間、2200万回超へ
海南省の交通当局によると、春節の旅行シーズン(2026年2月2日〜3月13日)の6週間で、海南は延べ2200万回超の移動を取り扱う見通しです。前年同期比で5%増とされ、季節としては過去最高水準が見込まれています。
- フェリー(旅客・車両):10%超増の見通し
- 航空:3.7%増の見通し
冬でも平均22℃、避寒需要を集める海南
海南は熱帯性気候で、冬でも平均気温が約22℃とされています。寒さが厳しい時期に「暖かい場所で過ごしたい」という需要と重なり、春節前後の旅行先として存在感を高めています。
2025年12月に開始した特別税関運用、入境が急増
今回の増加を語るうえで鍵になるのが、海南自由貿易港で導入された島全域の特別税関運用です。これは2025年12月18日に開始されたとされ、運用開始後の人流に変化が出ています。
当局発表として、開始から最初の1カ月で海南自由貿易港に入った海外からの旅行者は18万6000人となり、前年同期比で46%増だったといいます。
ビザ免除の拡大が「入口」を広げた
海外からの旅行者のうち、8万7000人がビザ免除で入境したとされます。ビザ免除の対象は、従来の59から86へ拡大したとされ、旅行計画の立てやすさが動きを後押しした形です。
数字が示すのは「移動の回復」だけではない
春節の移動増は、観光地の混雑という分かりやすい話題にとどまりません。フェリーや空港、道路といった交通インフラの運用、受け入れ側のサービス設計、そして制度変更が旅行行動に与える影響が、同時に浮かび上がります。
春節は毎年“短期集中”になりやすい季節です。海南が見込む過去最高水準の需要は、自由貿易港としての制度運用と、人々の移動がどのように結びついていくのかを測る一つの試金石になりそうです。
ポイント(さっと把握)
- 海南の春節シーズン(2026/2/2〜3/13)は延べ2200万回超の移動見込み
- フェリーは10%超増、航空は3.7%増の見通し
- 特別税関運用は2025/12/18開始、最初の1カ月で海外旅行者18万6000人
- ビザ免除対象は86へ拡大、ビザ免除での入境は8万7000人
Reference(s):
China's Hainan Free Trade Port readies for record Spring Festival rush
cgtn.com








