英スターマー首相、北京初日の夕食は雲南料理店 文化交流の一幕 video poster
英国のキア・スターマー首相が2026年1月28日夜、北京到着後の「最初の食事」として北京市中心部の雲南料理店を訪れました。首相の中国訪問は注目度が高く、政策協議だけでなく、文化的な所作が対外メッセージとしてどう受け取られるかも焦点になりそうです。
北京到着直後、雲南料理店での夕食からスタート
スターマー首相は1月28日夜、中国本土の首都・北京に到着後、雲南料理で知られるレストラン「Yi Zuo Yi Wang」で夕食をとりました。同行したのは、50人を超えるビジネス関係者を含む代表団とされています。
同店は活気ある雰囲気と本格的な料理で知られ、外交関係者も足を運ぶ店として紹介されています。記事によれば、ジャネット・イエレン元米財務長官も2023年の中国訪問時に訪れたことがあるとされます。
「甲馬(ジャーマー)」の木版画贈呈と、中国語での「謝謝」
レストラン側がSNSに投稿した動画では、スタッフがスターマー首相に雲南の伝統的な「甲馬(ジャーマー)」木版画を手渡す場面が映ったといいます。木版画には「馬年高飛(馬の年が大きく舞い上がりますように)」という趣旨の言葉が添えられていたとされ、バイ族にとって加護や祝福を象徴する民間芸術だと説明されています。
写真撮影の場面では、周囲が「新年快楽(シンニエンクアイラー/明けましておめでとう)」と声をそろえ、スターマー首相は中国語で「謝謝(シエシエ)」と返したとのことです。店内のオープンスペースで箸を使う様子も来店客の投稿写真に写っており、形式張らない“参加型”の交流として印象に残りました。
「2018年以来」の英首相訪中、経済対話も視野に
今回の訪問は、英国首相としては2018年以来とされています。政治日程としては、スターマー首相が1月29日(きょう)に中国の指導者と会談する予定で、その後、1月30日(あす)に上海でビジネス協議が組まれていると伝えられています。
代表団に多数のビジネス関係者が含まれる点からも、会談は安全保障や外交だけでなく、投資・貿易・企業活動など実務面の論点が大きな比重を占める可能性があります。
一皿の選択が示すもの:文化の「入口」としての食
首脳外交では、共同声明や会談内容が主役になりがちです。一方で、到着直後の食事や贈り物、短い現地語の応答といった小さな場面が、「相手社会への敬意」や「対話姿勢」を象徴的に伝えることもあります。
- 雲南:多様な民族文化が語られる地域として知られる
- 甲馬:祈りや加護を表す民間芸術として紹介される
- 箸・あいさつ:会談前の“距離の取り方”を柔らげる所作になり得る
きょう1月29日の会談、あす1月30日の上海での協議を前に、北京初日のこの一幕は「政治と経済の議題に入る前の空気づくり」としても注目されそうです。
Reference(s):
Starmer samples a taste of Yunnan culture during first meal in Beijing
cgtn.com








