中国本土、2025年の再エネ設備が6割超に 風力・太陽光が急伸
中国本土で再生可能エネルギー(再エネ)の存在感が一段と強まりました。国家能源局(NEA)は2026年1月30日、2025年の総設備容量に占める再エネ比率が60%を超えたと発表しました。電力の「作る力」の中心が、急速にグリーンへ移りつつあることを示す数字です。
発表のポイント:数字で見る2025年
- 再エネの設備容量:総設備容量の60%超
- 風力・太陽光の新規導入:2025年に4.3億kW超
- 風力・太陽光の累計設備容量:合計で18億kW超
- 再エネ発電量:2025年に約4兆kWh
「設備容量6割超」が意味すること
設備容量は、発電所が理論上どれだけ発電できるかという「最大出力の合計」です。NEAの発表で注目されるのは、再エネが単なる補助的な電源から、電力システムの中心的な構成要素へと移りつつある点です。
一方で、電力の実際の供給は需要のピークや天候変動に左右されます。設備が増えるほど、送電網の増強、需給調整、蓄電や柔軟な運用といった「使いこなす力」も重要になります。
風力・太陽光が伸びた背景にあるもの
NEAは2025年に風力と太陽光(光伏)が合計で4.3億kW超増え、累計で18億kW超に達したとしています。導入ペースが高水準で続いたことで、再エネ比率を押し上げる構図がよりはっきりしました。
また、再エネの発電量が約4兆kWhに達したことは、「設備が増えた」だけでなく、電力供給の中で再エネが担う比重が高まっていることを印象づけます。
次に問われるのは「増やした後」の設計
再エネが主力化する局面では、導入量そのものに加えて、次の論点が現実味を帯びます。
- 系統(送電・配電)の受け入れ能力:発電地と需要地をどうつなぐか
- 変動電源の調整:天候で出力が変わる電源をどう平準化するか
- 電力市場・運用:価格や調整力の設計が投資と安定供給にどう効くか
2025年の数字は、グリーン転換のスピードを示すと同時に、電力システム全体の運用力が問われるフェーズに入ったことも示唆しています。
Reference(s):
China hits great green stride with renewables topping 60% in 2025
cgtn.com








