中国本土のソフトウェア産業、2025年売上13.2%増 クラウド・ITサービスが牽引
2025年の中国本土ソフトウェア産業は、売上高が前年比13.2%増と2桁成長を維持しました。クラウドやビッグデータを含むITサービスが伸び、デジタル化需要の厚みが数字に表れています。
2025年の全体像:売上15.48兆元、利益も増加
中国工業情報化省(MIIT)は2026年1月30日、2025年の最新データを公表しました。発表によると、ソフトウェア産業の総売上高は15.48兆元超(約2.22兆米ドル)で、前年比13.2%増。総利益は1.88兆元超となり、前年比7.3%増でした。
- 総売上高:15.48兆元超(前年比13.2%増)
- 総利益:1.88兆元超(前年比7.3%増)
伸びの中心は「情報技術サービス」:売上10.64兆元
内訳で目立つのが、情報技術サービス分野です。2025年の売上高は10.64兆元で前年比14.7%増となり、全体の成長を押し上げました。ソフトウェアが「製品」から「運用・サービス」へ比重を移す流れが、統計上でもよりはっきりしてきた形です。
クラウドとビッグデータ:1.62兆元に拡大
クラウドコンピューティングとビッグデータ関連サービスの合計売上高は1.62兆元で、前年比13.6%増でした。企業のデータ活用やシステム移行が継続していることがうかがえます。
情報セキュリティは2235億元、堅調な伸び
情報セキュリティ関連の製品・サービス売上高は2235億元で、前年比6.7%増でした。成長率はITサービスほど高くないものの、デジタル化が進むほど“守り”の需要が積み上がる分野として、一定の存在感を保っています。
数字が示すもの:成長の質と、2026年の見どころ
2025年は売上が二桁増となった一方、利益の伸びは7.3%増と売上より緩やかでした。市場拡大と同時に、競争や投資負担などが利益率に影響している可能性も読み取れます。
2026年に向けては、(1)ITサービスの成長がどこまで続くか、(2)クラウド・データ関連の伸びが実利用(業務改革や生産性向上)に結びつくか、(3)情報セキュリティ需要がどの領域で加速するか――が注目点になりそうです。
Reference(s):
China's software industry revenues rise 13.2 percent in 2025
cgtn.com








