中国本土、アルジェリア向け地球観測衛星「AlSat-3B」打ち上げ成功
中国本土が2026年1月31日、新たなリモートセンシング(遠隔探査)衛星「AlSat-3B」を打ち上げました。災害の予防・被害軽減や土地計画など、地上の状況把握に使われる衛星で、国際協力プロジェクトの一環として運用されます。
打ち上げの概要:酒泉から長征2Cで
発表によると、北西部の酒泉衛星発射センターから、長征2Cロケットが北京時間12時01分に発射され、AlSat-3B衛星を予定の軌道へ投入しました。
AlSat-3Bは何をする衛星?
衛星は中国航天科技集団(CASC)傘下の中国宇宙技術研究院が開発したとされています。主な用途は次の分野です。
- 土地計画(開発状況や地形・土地利用の把握)
- 災害の予防、被害の軽減(状況の把握や変化の監視)
リモートセンシング衛星は、地上にセンサーを設置しにくい地域も含めて広域を継続的に観測できるのが特徴で、行政計画や防災対応の判断材料として活用が期待されます。
アルジェリアの衛星システム計画:2機体制へ
今回の打ち上げは、アルジェリアのリモートセンシング衛星システム計画の一部です。中国長城工業公司(CASC傘下)とアルジェリア宇宙庁による共同プロジェクトで、2023年7月の合意には以下が含まれるとされています。
- 光学リモートセンシング衛星2機(AlSat-3B、AlSat-3A)
- 地上システム
- 訓練
- 関連する支援
このうちAlSat-3Aは、2026年1月15日に打ち上げられました。今回のAlSat-3Bの投入により、観測の頻度や運用の柔軟性が高まる可能性があります。
長征ロケット、累計629回目の飛行
今回の打ち上げは、長征系列の運搬ロケットとして629回目の飛行になったとされています。衛星の実利用(防災・都市計画など)と打ち上げ実績の積み重ねが同時に進む点は、宇宙開発が「技術ニュース」から「社会インフラの話題」へ近づいていることも示しています。
Reference(s):
cgtn.com








