ミラノ・コルティナ2026直前、CMGが著作権保護を強化(中国本土・マカオ)
2月6日に開幕するミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックを前に、中国メディアグループ(CMG)が中国本土とマカオ地域での放送・配信コンテンツの著作権保護を徹底する方針を明らかにしました。
CMGが表明した「権利」と「対象範囲」
CMGは2月3日(火)の声明で、国際オリンピック委員会(IOC)との合意により、ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックについて中国本土およびマカオ地域における独占的なフルメディア権とサブライセンス権を得たとしています。
「フルメディア権」は、テレビだけでなく、インターネット配信やモバイルなど幅広い媒体での取り扱いを含む概念です。サブライセンス権は、一定条件のもとで第三者に権利を許諾できる権限を指します。
CMGが認めた配信・放送パートナー
声明によると、CMGは以下の提供形態を認めています。
- Migu(中国移動有限公司の子会社):ライブ配信、ディレイ配信(遅延配信)、ビデオ・オン・デマンド(VOD)
- 北京ラジオ・テレビ局のスポーツ・レジャーチャンネル:テレビ放送(新媒体プラットフォームは除く)
「無断利用は不可」—想定される利用形態も具体的に列挙
CMGは、上記の許諾先を除き、CMGの許可なく中国本土およびマカオ地域で大会の映像・音声コンテンツや関連する放送信号を利用することは認められないとしました。対象となるプラットフォームとして、テレビ、ラジオ、インターネット、モバイル通信ネットワーク、IPTV、ストリーミングTV、モバイルTV、アプリなどを挙げています。
また、具体的な「形態」としても、ライブ、遅延、オンデマンド、ループ再生、編集、アニメーション画像(GIF等)、動画ダウンロード、劇場上映、公衆の場での放映などが示されました。個人アカウントやミニプログラム等を通じた利用も含まれるとしています。
「ステルスマーケティング」など不正競争も抑止対象に
声明では、冬季オリンピックの番組やメディア権益を利用した不正競争も禁止すると明記しました。放送・中継・協力をうたう形での「ステルスマーケティング」に当たる行為などを例として挙げています。
著作権保護キャンペーンを開始、法に基づき対応へ
CMGは、著作権保護のための専門キャンペーンをすでに開始したとし、冬季オリンピック番組の侵害行為や、番組資源の不正競争への利用について、法に基づき効果的な措置を講じる方針を示しました。
開幕は今週2月6日、競技は2月22日まで
大会は2026年2月6日から2月22日の日程で開催予定です。世界各地から約2,900人の選手が参加し、イタリアの都市部から谷、山岳地帯にまたがる会場で、計116個の金メダルをめぐって競います。
視聴者・配信者・店舗にとって「何が変わる」ニュースか
今回の声明は、公式に権利が付与された配信・放送の枠組みを明確にし、無断での切り抜き配信や店内上映など、グレーになりがちな行為を「許諾が必要な領域」として整理した形です。開幕直前のタイミングでの周知により、視聴環境の整備と権利処理の明確化が一段と進む可能性があります。
Reference(s):
2026 Winter Olympics: CMG releases statement on copyright protection
cgtn.com








