中国、米「重要鉱物閣僚級会合」構想に反応 供給網の安定を強調
米国が初の「Critical Minerals Ministerial(重要鉱物の閣僚級会合)」開催を計画する中、中国は2026年2月4日、重要鉱物をめぐる世界の産業・サプライチェーンの安定と安全を維持する立場は変わらないと強調しました。
何があった?――米国の計画に対し、中国外務省が定例会見で言及
中国外務省の林剣報道官は2月4日の定例記者会見で、米国が初開催を予定している「Critical Minerals Ministerial」に関する質問に答える形で発言しました。
林報道官は、重要鉱物に関する世界の産業・サプライチェーンの「安定」と「安全」を維持するという中国の立場は一貫していると述べ、関係するすべての当事者が建設的な役割を果たす責任があると強調しました。
中国が示したポイント:市場原則、国際ルール、対話
発言の骨子は、大きく3点に整理できます。
- 産業・サプライチェーンの安定と安全の維持:重要鉱物の供給網を安定させることが重要だという立場を改めて示しました。
- 市場経済の原則と国際的な経済・貿易ルールの尊重:各国が市場原理やルールに沿って行動する必要があるとしました。
- 意思疎通と対話の強化:関係者がコミュニケーションを深め、供給網を「滞りなく」保つことで、世界経済の安定的な成長につなげるべきだと述べました。
「重要鉱物」をめぐる議論が“供給網”の言葉で語られる理由
今回のやり取りで繰り返し使われたのが、「産業・サプライチェーン(供給網)」という言葉です。重要鉱物は、さまざまな産業の基盤にかかわるテーマであるため、供給網が滞ることへの懸念が、各国の政策議論で前面に出やすくなります。
そのうえで中国側は、「安定」「安全」「対話」を軸に、関係者が協力し、供給網を円滑に保つことが世界経済の着実な成長につながる、という見取り図を示した形です。
今後の焦点:対話の場が「分断」より「円滑化」に寄るか
米国が計画する閣僚級会合が、どのような参加者・議題を想定し、実務的な対話や協力の枠組みに発展していくのか。今回の中国外務省の発言は、少なくとも「市場原則と国際ルールに沿った対話」を強調することで、供給網を安定させる方向でのコミュニケーションを呼びかけたものと言えます。
Reference(s):
China responds to U.S. plan for a 'Critical Minerals Ministerial'
cgtn.com








