春節ラッシュ、中国本土の高速SAでNEV充電網拡大 超急速化へ
中国本土で春節(旧正月)の移動ラッシュが今週月曜日に始まりました。自家用車での移動が主流となるなか、新エネルギー車(NEV)の利用増に合わせて、高速道路のサービスエリア(SA)で「充電待ち」を減らすための整備が加速しています。
移動の主役は“自走”に、NEVの高速利用も急増
春節期間の交通は、全国の高速道路で1日あたり最大7100万台の走行が見込まれています。さらに、NEVの全国移動回数は累計3億8000万回に達する見通しです。
交通運輸部によると、この春節ラッシュ期間中の高速道路ネットワークにおけるNEVの交通量は、1日平均で約950万台に近づくとされています。ガソリン車とは異なり、休憩と充電が同じ場所に集中しやすいことから、SAの充電能力が“旅のストレス”を左右しやすくなります。
SAの充電器は7万1500基に、カバー率は98%超
充電圧力の緩和と移動効率の改善に向けて、中国本土の高速SAでは充電設備の建設・更新が進んでいます。現時点で、高速SAに設置された充電設備は計7万1500基となり、サービスエリアの98%以上をカバーしました。
このうち2025年に新設された充電設備は2万基で、直近1年で増強が進んだことが分かります。
次の焦点は「超急速」:2027年末までに4万口を新設・更新
数を増やすだけでなく、1台あたりの充電時間を短くする取り組みも前に進みます。国家能源局は、出力60キロワット以上の超急速充電コネクターについて、2027年末までに4万口を高速SAで新設・更新する計画を示しました。あわせて、高出力の急速充電設備の導入も促す方針です。
「スマート充電」が意味するもの:混雑を“ならす”発想
今回の動きは、春節のようなピーク時に課題になりやすい「充電の集中」を、設備の増設と高出力化(超急速化)で受け止め、待ち時間の発生を抑える狙いといえます。
高速道路の利用が増える時期ほど、充電は“どこに、どれだけ、どれくらい速く”が効いてきます。春節ラッシュをきっかけに整備が進む充電網が、日常の移動にもどう波及していくのか注目されます。
Reference(s):
How smart charging keeps NEVs powered during Spring Festival
cgtn.com








