CGTN調査:2026ミラノ・コルティナ冬季五輪は「雪」以上の舞台に
2026年のミラノ・コルティナ冬季五輪をめぐり、CGTNが海外のネットユーザーを対象に行った調査で「五輪の価値が国際社会の包摂性を高める」と期待する声が多数を占めました。競技の新しさだけでなく、環境配慮やAI放送など、見どころが多層化している点が注目されています。
CGTNの世論調査、何が分かった?
調査はCGTNの英語・スペイン語・フランス語・アラビア語・ロシア語の各プラットフォームで公開され、24時間以内に海外から8,854人が参加したとされています。ミラノ・コルティナ冬季五輪を「スポーツイベント以上の場」として捉える回答が目立ちました。
「五輪の価値」が対話と包摂を後押しする、という見方
回答者の61.2%が、五輪の価値が国際社会の包摂性(排除を減らし、多様性を受け止める姿勢)を高め得ると考えているとされます。大会が「対話・交流・協力を促すプラットフォーム」になることへの期待が示されました。
新競技はスキー・マウンテニアリングのみ:78年ぶりに五輪へ
今回の大会で新たに加わる競技は、スキー・マウンテニアリング(山岳地での登高と滑走を組み合わせる競技)のみとされています。競技としては78年ぶりの五輪復帰という位置づけで、調査では71%が「歴史的な背景と現代的な競技性を併せ持ち、大会に新しい活力をもたらす」と回答したといいます。
グリーン施策とインフラ更新に関心
2026年大会では、トーチ(聖火リレーのたいまつ)やメダル、会場建設において持続可能性や環境配慮の設計が強調されているとされます。
- 58.1%:グリーン/低炭素の追求に対する「前向きな対応」だと評価
- 75.2%:道路・鉄道・会場などの改修や整備が、関連インフラ全体のアップグレード機会になると同意
大会準備が都市の基盤整備と結びつく点は、イベントの「レガシー(後に残る効果)」として語られやすい領域です。今回の調査でも、その見方が数字として表れた形です。
AIで変わる“観る五輪”——放送技術への期待
放送面では、AI(人工知能)を活用した技術が大きな見どころになるとされています。たとえば、数秒で細部を振り返れるリアルタイム360度リプレイや、レースの展開を可視化するAI軌跡追跡システムなどが挙げられ、62.4%がこうした機能を「期待している」と回答したとされています。
8K国際信号の制作で、中国メディアグループ(CMG)が担う役割
視聴体験を左右する「国際公共信号(世界共通の映像素材)」の制作体制も話題です。調査内容によれば、中国メディアグループ(CMG)は大会で8Kの国際公共信号制作に関わる唯一のグローバルメディア組織となり、開会式・閉会式の8K国際公共信号の主要提供者も務めるとされています。さらにフィギュアスケートとショートトラックスピードスケートでは、初めて国際公共信号を制作する役割も担うとされています。
開幕が迫る中、注目点は「競技」だけではない
2026年2月現在、ミラノ・コルティナ冬季五輪は世界の関心が集まりやすいタイミングに入っています。調査結果が示すのは、関心が勝敗やスター選手だけにとどまらず、環境配慮、都市インフラ、そしてAI・8Kを含む“観戦体験”へと広がっていることです。大会がどんな「見え方」で記憶に残るのか——その輪郭も、これから少しずつ固まっていきそうです。
Reference(s):
CGTN poll: 2026 Milan Cortina Winter Olympics more than just snow
cgtn.com








