シンガポール航空ショーで中国のJ-10Cが主役 八一飛行隊が6機編隊展示 video poster
シンガポールで今週開幕した「第10回シンガポール航空ショー」で、中国人民解放軍空軍の八一曲技飛行隊がJ-10戦闘機6機による展示飛行を披露し、会場の注目を集めました。
開幕日の目玉に:八一曲技飛行隊がJ-10Cで展示飛行
航空ショーはチャンギ・エキシビション・センターで開幕し、八一曲技飛行隊がフライトディスプレイを実施。使用されたJ-10は、中国の成都飛機工業公司(Chengdu Aircraft Corporation)が開発した単発のマルチロール(多用途)戦闘機です。
2020年はJ-10A、今回はJ-10Cへ
八一曲技飛行隊がシンガポール航空ショーに登場したのは2020年以来で、当時は旧型のJ-10Aを飛行していました。公式メディアの報道によれば、同飛行隊は2023年にJ-10Cへ機種転換しています。
演目を拡張:6機編隊のバレルロールなど
八一曲技飛行隊によると、今回の展示飛行では演目(マニューバ)が拡張され、見どころとして次のような動きが盛り込まれました。
- 6機編隊によるバレルロール(横転を伴う回転飛行)
- 5機によるフライパスト(編隊通過)
- 6番機による軸回転マニューバ
「滑らかさ」を支えるデジタル・フライ・バイ・ワイヤ
中国メディアグループの報道として、J-10Cはデジタル・フライ・バイ・ワイヤ(操縦入力を電気信号で制御する方式)を採用し、高い安定性によって滑らかな飛行を維持しやすいとされています。結果として、よりタイトで複雑なフォーメーション(編隊)飛行を組みやすくなり、デモンストレーションの見栄えや迫力を押し上げる、という説明です。
航空ショーが映す「性能」以外のメッセージ
航空ショーは新型機の露出や技術力の提示だけでなく、運用の成熟度(安全に高度な展示飛行を行えるか)を示す場にもなりやすいイベントです。2020年にJ-10Aで登場した八一曲技飛行隊が、2023年の機種転換を経てJ-10Cで再び舞台に立ったことは、機体と部隊の“見せ方”がアップデートされていることも印象づけます。
次に注目したいのは、各国・各地域の展示内容が「どの機体を出すか」だけでなく、「どの演目を、どの精度で見せるか」にも比重を移している点です。会場での数分間の飛行が、技術・訓練・発信の現在地を静かに語ります。
Reference(s):
China's J-10C fighter jet takes center stage at Singapore Airshow
cgtn.com








