SNSで「Becoming Chinese」拡散、中国外交部が歓迎 2025年の外国人往来は8200万人超
いまSNSで広がる「Becoming Chinese(中国の暮らしを体験してみる)」という投稿トレンドをめぐり、中国外交部が「世界の関心の高まりを歓迎する」と表明しました。背景には、観光名所だけではない“日常の中国本土”への注目が強まっていることがありそうです。
中国外交部が示した「関心の変化」
中国外交部の林剣報道官は2月6日の記者会見で、外国人が中国の発展や日常生活を体験しようとする動きが増えていることを「喜ばしい」と述べました。
林報道官は、訪問者の関心が「万里の長城、パンダ、中華料理」といった従来の象徴だけにとどまらず、より幅広い領域へと広がっているとの見方を示しています。
「デジタル化した社会の便利さ」と「生活文化の厚み」
会見では、外国人訪問者が体験できる要素として、次のような点が挙げられました。
- モバイル決済など、デジタル化が進んだ生活の利便性
- 高速輸送(高速鉄道など)による移動のしやすさ
- 5Gネットワークなど通信インフラ
- 有名観光地に限らない「隠れた魅力の都市」
- 伝統文化・文化遺産に触れられる体験
「歴史と現代が同居する体験の組み合わせが魅力を高めている」とも説明しました。
数字で見る動き:2025年は外国人の入出境が大幅増
林報道官が紹介した公式データによると、中国は2025年に外国人の入出境が8200万人超となり、前年比で26.4%増えたといいます。さらに、ビザ免除での入国も約50%増加したとされます。
移動の回復だけでなく、手続き面の変化や情報拡散(SNS)によって「行ってみたい」が具体的な旅行計画に変わりやすくなっていることがうかがえます。
干支「午(うま)」の年を前に、春節期の予約も急増
林報道官は、干支の「午(うま)」の年が近づくとして、外国人旅行者に中国本土での祝賀を呼びかけました。あわせて、春節(旧正月)期間に向けた外国人旅行者の航空券予約が「直近2週間で400%以上増えた」と述べています。
SNSトレンドが映すもの:体験の“共有”が旅の動機に
「Becoming Chinese」のようなトレンドは、特定の観光スポットよりも、食事、買い物、移動、街歩きといった“生活の手触り”を短い動画で共有しやすいことが特徴です。見る側にとっては、遠い出来事だった海外の暮らしが、タイムライン上で急に身近に感じられる——そんな変化が、今回の関心拡大を後押ししているのかもしれません。
Reference(s):
China welcomes global interest as 'Becoming Chinese' trend goes viral
cgtn.com








