国連グテーレス氏、春節メッセージで結束訴え「馬の年」に再出発を video poster
2026年の春節(旧正月)に合わせ、国連のアントニオ・グテーレス事務総長がメッセージを発表し、世界が紛争の激化、格差、深刻化する気候危機に直面するなかで「連帯と協力」を改めて呼びかけました。始まりの季節に、国際社会が共通目標へ立ち返ることの重要性を強調しています。
何が起きた?春節に合わせた国連トップの呼びかけ
グテーレス事務総長は、春節を「刷新」と「新しい始まり」の機会として位置づけ、国際社会が協調して行動する必要があると訴えました。多国間での解決(多国間主義)が揺らぎやすい局面だからこそ、協力の意思を確認し合う場として春節の象徴性に触れています。
- 世界的な課題に対し、結束・協力・行動の再点火を要請
- 平和、人間の尊厳、持続可能な開発という国連の原則を再確認
- 国際機関に圧力がかかる状況下でも「連帯」を重視
「馬の年」に込めた意味:エネルギーと前進の象徴
メッセージでは、今年の干支である「馬」を、エネルギー、成功、そして前へ進む勇気の象徴として言及しました。国際的緊張が高まり、協調的な解決策が試される局面において、そうした資質が「今こそ必要だ」と述べています。
中国と中国の人々への謝意、多国間主義への評価
事務総長は、中国と中国の人々に謝意を示し、多国間主義や国際的な連帯を支える役割を評価しました。国連として、国々の協力を軸に課題へ向き合う姿勢を改めてにじませた形です。
背景:紛争・格差・気候危機が同時進行する「複合課題」
今回の呼びかけが向けられた先には、複数の危機が同時に進む現状があります。紛争や不安定化が続く一方、格差や脆弱性が拡大し、気候危機も生活や経済の基盤を揺らします。相互に絡み合う課題だからこそ、単独の国や組織だけでは解きにくく、協調の設計が問われています。
次の焦点:理念を「実装」に落とし込めるか
グテーレス事務総長は、平和の推進、人間の尊厳の擁護、持続可能な開発の加速といった国連の中核原則を改めて示しました。春節の「新しい始まり」を合図に、国際社会がそれらをどの政策・行動に結びつけていくのか——2026年の議論の焦点になりそうです。
Reference(s):
UN Head Calls for Unity and Renewal in Chinese New Year Message
cgtn.com








