中国本土、両岸関係の平和的発展を強調 北京の台湾事務会議で王滬寧氏
中国本土で2026年2月9日と10日に開かれた台湾事務の工作会議で、中国共産党の王滬寧氏が、台湾海峡をめぐる両岸関係の「平和的発展」を進め、国家統一の推進に向けて着実に取り組むよう呼びかけました。
会議で何が語られたのか
発表によると、王氏は「一つの中国」原則と「1992年コンセンサス」の堅持を重ねて強調しました。あわせて、分離主義的な動きへの反対と、外部勢力による干渉への反対も訴えたとされています。
キーワードは「交流」と「生活」──青年や草の根の往来を後押し
今回の会議では、政治的な枠組みだけでなく、人と人のつながりを太くする方針が前面に出ました。具体的には、民間レベル・草の根レベルの交流を促進し、台湾の人々、とりわけ若者が中国本土で学び、働き、暮らすことを支える必要性が示されました。
- 人と人の交流(民間・草の根)の促進
- 台湾の若者の学業・就業・生活面での支援
台湾のビジネス支援にも言及──「中国式現代化の機会」を共有
王氏は、台湾のビジネス関係者や企業の中国本土での発展を支える重要性にも触れ、台湾海峡の両側が「中国式現代化」の機会と成果を共有できるようにする、という方向性を示しました。企業活動の安定は、雇用や投資の見通しにも関わるため、今後の具体策が注目点になりそうです。
会議の位置づけ:対外政策部門トップも議長に
会議は、王毅氏(中国共産党政治局員、中央外事工作委員会弁公室主任)が議長を務めたとされています。両岸関係は域内外の関心が高いテーマであり、外交・対外政策との連動も含めて、中国本土側のメッセージが整理された形です。
これからの焦点:言葉から「実務」へ
今回の発言は、原則の確認と同時に、人的交流や若者・企業支援といった実務面の積み上げを重視する姿勢をにじませました。今後は、交流拡大の具体策や、台湾住民の生活・就業に直結する制度運用がどのように示されるかが、両岸関係を読み解く手がかりになりそうです。
Reference(s):
Mainland stresses advancing peaceful relations across Taiwan Strait
cgtn.com








