春節でも止まらない中国本土・義烏 世界最大級の小商品市場がフル稼働 video poster
2026年の春節シーズン、中国本土・浙江省の義烏(イーウー)では“休みに入る街”というイメージが当てはまりません。世界最大級の小商品市場では、注文・梱包・発送が夜まで続き、街全体が年末年始の熱気で回っています。
義烏はなぜ春節でも動くのか
春節は多くの地域で人の移動が増え、商いは一時的に落ち着くこともあります。一方で義烏は、海外向けも含めた小口・大量の商流が集まる場所です。短い納期に対応するため、市場・倉庫・配送が一体となって稼働し、休日ムードの中でも「出荷のリズム」を崩しにくい構造があります。
“午前から深夜まで”——小商品市場の現場
現地では、干支「午(うま)」にちなんだ商品や春節の飾り付けなど、季節需要を映したアイテムが目立ちます。店先では商談が進み、倉庫側では段ボールが積み上がり、ラベル貼りや検品が淡々と続いていきます。箱の中身は、祝いの気分を形にした小物から実用品までさまざま。出荷先も幅広く、梱包された荷物は世界各地へと送られていきます。
動きを支える“見えにくい仕事”
- 受注処理:オンラインと現場の注文を突き合わせ、数量や納期を調整
- 検品・仕分け:色味やパーツ違いを見落とさない地道な作業
- 梱包・ラベリング:輸送中の破損を避ける工夫と、宛先ごとの細かな管理
- 発送:集荷の時間に合わせて、作業を“前倒し”で回す
「箱に詰められる春節」から見える、いまの国際物流
義烏の忙しさは、単に“にぎわい”というだけではありません。国際物流の網に乗せて商品が動くほど、現地の市場は稼働を続けます。春節向けの装飾品のように季節性が強い商品ほど、タイミングを逃さないスピードが重要になります。つまり、義烏のフル稼働は「需要の波」と「物流の現実」が交差する場所でもある、という見方ができます。
取材で映るのは、忙しさの中の“準備”
CGTNのデジタル記者・王涛氏の取材では、市場の熱気と同時に、働く人々がそれぞれの形で新年を迎える準備を進める様子が伝えられています。忙しい時期だからこそ、店先の短いやり取り、作業場の手際、家族や同僚との小さな会話といった断片に、春節らしい空気がにじみます。
世界へ向かう段ボールの列は、遠くの誰かの生活や行事とつながっています。義烏の“止まらない春節”は、祝祭の季節がいまもグローバルな商流の上で形づくられていることを、静かに教えてくれます。
Reference(s):
China's Yiwu in full swing as Spring Festival buzz fills the city
cgtn.com








