王毅外相が加・アナンド外相と会談 中国・カナダ関係の安定発展を呼びかけ
中国の王毅外相が、ミュンヘン安全保障会議の場でカナダのアニタ・アナンド外相と会談し、中国・カナダ関係を「健全で安定的、持続可能」な形で前進させるよう呼びかけました。直近の首脳往来を受け、両国が関係の再起動に踏み出せるかが注目点です。
ミュンヘンで外相会談、焦点は「安定」と「持続可能性」
発表によると、会談は開催中の第62回ミュンヘン安全保障会議の会場で、現地時間2026年2月14日(土)に行われました。
王毅外相(中国共産党中央委員会政治局メンバー)は、両国関係について「健康的で安定し、持続可能な発展」を促す必要があると述べたとされています。さらに、首脳間の重要な共通認識を実行に移し、妨げとなる要因を取り除き、各分野の交流と協力を再開していく考えを示しました。
カーニー首相の中国訪問を「新方針の表れ」と位置づけ
王毅外相は、マーク・カーニー首相の中国訪問が「実りある結果」をもたらしたと述べ、そのことが「カナダの新政権が対中政策を新たにした」ことを十分に示している、との見方を示しました。
この方針は「両国の共通利益にかなう、完全に正しい選択だ」とも述べたとされています。また、両首脳が「中国とカナダの新しいタイプの戦略的パートナーシップ」の構築で一致しており、それが今後の二国間関係に戦略的な指針を与える、と位置づけました。
アナンド外相「新時代の幕開け」 ビザ免除にも謝意
一方、アナンド外相は、カーニー首相の中国訪問が「非常に成功した」と評価し、カナダ・中国関係の「新時代」を切り開いたとの認識を示したとされています。
また、カナダ住民に対するビザ免除措置に謝意を示し、対話と協力の強化、人と人との交流の促進を通じて、二国間関係を「前向きで着実な方向」に進めたい意向を述べました。
今後の見どころ:合意を“実装”できるか
今回の会談で繰り返し強調されたのは、関係改善の方向性そのものよりも、首脳間の共通認識を具体的にどう実行していくか、という点でした。
読者としては、今後しばらくの間、次のような動きが「合意の実装」を測る手がかりになりそうです。
- 外相級を含む対話の継続(会談の定例化や実務協議の再開)
- 人の往来の回復(ビザ免除を受けた交流の広がり)
- 「妨げ」とされる要因の扱い(双方が納得できる整理の進め方)
言葉としての「新時代」を、実際の交流や協力の積み上げに変えていけるか。2026年の国際会議の場で交わされたメッセージは、両国関係の次の一手を静かに示しています。
Reference(s):
Chinese Foreign Minister Wang Yi calls for sound China-Canada ties
cgtn.com







