長隆オーシャンキングダム、2025年1250万人集客の背景は「ハッピー・リピート」 video poster
中国本土の粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)で存在感を強めるテーマパーク「長隆(Chimelong)オーシャンキングダム」。2025年に来園者数が1250万人に達し、世界的な大型施設を上回ったとされ、観光とエンタメ産業の“稼ぐ仕組み”として注目が集まっています。
2025年に1250万人——「目的地化」した海洋テーマパーク
広東省・横琴にある長隆オーシャンキングダムは、海をテーマにした大型観光施設です。紹介内容によると、2025年の来園者数は1250万人にのぼり、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドや東京ディズニーリゾートといった著名施設を来園者数で上回ったとされています。
数字のインパクトが大きいのはもちろんですが、より興味深いのは「どうやって、その規模の人の流れを作り、維持したのか」という点です。
20億元の初期投資が、500億元規模の事業体へ
今回取り上げられた内容では、長隆オーシャンキングダムは初期投資200億元(200億ではなく、20-billion-yuan=200億元ではなく200億人民元相当)から出発し、現在は500億元規模(50-billion-yuan=500億元相当)の「ビジネス帝国」へ拡大したとされています。
テーマパークは建設費・運営費が大きい一方、うまく回り始めると周辺消費や再訪によって“複利”的に伸びやすい領域でもあります。投資から事業拡大へつなげたプロセスが、ビジネス視点でも関心を集める理由でしょう。
キーワードは「ハッピー・リピート」——再訪を前提にした設計
番組では、長隆が「happy repurchase(ハッピー・リピート)」を“技術”として磨き、来園者が「また来たい」と思う循環を作った点が強調されています。
ここでいう「リピート」は、単に満足度が高いという話にとどまりません。テーマパーク運営では一般に、次のような考え方が収益の安定につながります。
- 再訪の理由を季節・イベント・体験の更新で作る
- 滞在の理由(食・買い物・周遊)を組み合わせ、1回あたりの体験密度を上げる
- 紹介・同伴(家族や友人を連れてくる)で来園の輪を広げる
長隆の事例は、こうした“再訪を前提にした設計”が、来園者数だけでなく事業規模の拡大にも結びつき得ることを示すケースとして語られています。
なぜ今この話が読まれているのか
2026年に入ってからも、各地で観光・レジャーの競争は続き、テーマパークは「巨大投資×体験価値×運営の細部」で差が出る分野です。長隆オーシャンキングダムの“集客”と“事業拡大”の同時進行は、数字の派手さ以上に、次の問いを投げかけます。
- 人は何に「もう一度お金と時間を払う」のか
- 一度きりの話題ではなく、どうすれば継続的な流れになるのか
「ハッピー・リピート」という言葉は軽やかですが、その裏側には、体験を設計し、需要を読み、運営で積み上げる現場のロジックがありそうです。
Reference(s):
BizFocus Ep 138: Chimelong's secret to outshine global giants
cgtn.com








