新疆マナス県で霧氷の森 タシ河国家森林公園が“冬の水墨画”に video poster
2026年2月、中国本土・新疆ウイグル自治区のマナス県で、森が一面の霧氷(むひょう)に包まれました。湿度の上昇と大きな寒暖差が重なり、タシ河国家森林公園の木々が、まるで冬の水墨画のような景色を描き出しています。
霧氷が“墨と銀”のコントラストをつくる
公園内では、ニレの木々が氷の結晶をまとい、黒く伸びた枝の輪郭が銀色に縁取られたように見えます。余白の多い静かな構図の中で、枝先に付いた繊細な結晶が光を受け、派手さではなく「淡さ」で冬を印象づけます。
発生のカギは「高湿度+冷え込み+無風」
今回の霧氷は、湿度が高い状態で気温が大きく変化し、さらに風が弱い状況で育ったとされています。条件がそろうと、空気中の水分が樹木の表面で凍りつき、少しずつ結晶が積み重なります。
伝えられている形成条件
- 気温:マイナス2℃を下回る環境
- 湿度:90%以上
- 風:穏やか(弱風)
- 加えて:湿度の上昇と急な気温変化
厚さ40〜60ミリに成長、光を“つかむ”結晶
霧氷は厚さ40〜60ミリほどまで成長したとされ、結晶は締まった氷というより、ふわりとした「疎(そ)な」構造になりやすいのが特徴です。そのため、日中の光を受けると面で反射するのではなく、粒の集まりとして繊細にきらめき、冬の色味を少しだけ増やしていきます。
一瞬の現象だからこそ、景色は“同じにならない”
霧氷は、気温や湿度、風のわずかな違いで表情が変わります。枝のどこに厚く付くか、どの角度で光るかは日によって異なり、同じ森でも「同じ一枚」になりにくい。今回マナス県で見られた水墨画のような景色も、気象条件が織りなす、その時期ならではの一瞬と言えそうです。
Reference(s):
cgtn.com








