春節の新定番は映画館?中国本土の興行収入、2月24日までに80億元超
中国本土の映画市場が、春節(旧正月)の“新しい習慣”として存在感を強めています。2月24日までの累計興行収入が80億元(約12億ドル)を超え、世界首位に一時ランクされたという数字は、休日の過ごし方が静かに変わっていることを映します。
2月24日までに80億元超、春節9日間で57.5億元
中国の映画行政当局によると、中国本土の映画市場では2月24日時点で累計興行収入が80億元(約12億ドル)超に到達しました。また、春節の9日間の連休期間だけで、中国本土の興行収入は57.5億元(約8.3億ドル)を生み出したとされています。
「餃子」「春聯」「爆竹」「春晩」…に並ぶ“映画館へ行く”
中国では近年、「春節に映画を観に行く」ことが、餃子を食べる、春聯(しゅんれん)を貼る、爆竹を鳴らす、春節聯歓晩会(いわゆる春晩)を見る——といった定番の過ごし方に、自然に加わりつつあるといいます。特別な宣言があったわけではなく、家族や友人との“集まり方”として定着してきた、というニュアンスが近いのかもしれません。
なぜ「春節×映画」が広がるのか:儀式化しやすい3つの要素
- 予定に組み込みやすい:食事や親族訪問の合間に、時間を区切って動ける。
- 世代をまたいで共有しやすい:同じ空間で同じ作品を見て、感想を交わせる。
- “年中行事”として語りやすい:「今年の春節映画、何観た?」が会話の型になる。
数字が示すのは「ヒット」だけではない
今回の興行収入の大きさは、作品単体の人気に加えて、春節の余暇消費が映画館という場所に集まりやすくなっていることも示唆します。休日の定番行動が一つ増えると、都市の夜の人の流れ、家族の時間配分、SNSで共有される話題まで連動して変わっていきます。
次の注目点:この“新習慣”は春節以外にも広がる?
春節のように「みんなが同じ時期に休む」大型連休は、習慣が形になりやすい舞台です。今後、他の連休や週末にも“儀式化”が波及していくのか。それとも春節ならではの特別な現象として成熟していくのか。次の休日シーズンの動きが、静かなヒントになりそうです。
Reference(s):
From dumplings to blockbusters: Movies as a new Spring Festival custom
cgtn.com








