中国の2026年宇宙計画は「有人2回+補給1回」 香港・マカオ参加も視野に video poster
2026年の宇宙開発は、中国の動きがいっそう目立ちそうです。今年は有人宇宙飛行2回と、宇宙ステーションへの貨物補給1回が計画されており、運用の安定化と長期的な軌道上研究を同時に進める構えです。
2026年の柱:有人2回と貨物補給1回
提示されている計画の中心は、中国宇宙ステーションの継続運用です。有人ミッションを2回、貨物補給ミッションを1回実施することで、乗員交代や物資の補給を途切れさせず、研究を積み上げていく狙いが読み取れます。
- 有人宇宙飛行:2ミッション
- 貨物補給:1ミッション
- 目的:ステーション運用の円滑化と、長期研究の支え
香港・マカオの宇宙飛行士が「今年にも」参加見込み
2026年は体制面でも節目になりそうです。香港特別行政区とマカオ特別行政区の宇宙飛行士が、早ければ今年にも宇宙ステーションのミッションに加わる見通しだとされています。搭乗機会が広がることは、宇宙開発が一部の専門組織に閉じない形へと変化していることを示すサインにもなります。
中国とパキスタンの協力:選抜・訓練が進行、実験担当として搭乗へ
国際協力の面では、中国とパキスタンが宇宙飛行士の選抜と訓練を進めているとされます。計画には、パキスタンの宇宙飛行士がペイロードスペシャリスト(実験など特定任務の担当者)として搭乗し、宇宙ステーションで科学実験を行うことが含まれています。
「どの国(や地域)が、どの役割で宇宙に関わるのか」という分担が具体化していくと、研究テーマの設計やデータ共有の枠組みも、より実務的な形に整っていきます。
神舟23号の「1年滞在」計画が示す、次の論点
さらに注目されるのが、神舟23号ミッションの乗員のうち1人が1年間軌道上に滞在する予定だという点です。長期滞在は、身体(骨・筋肉・睡眠など)と心理面(ストレス、集中、孤立への適応など)がどう変化するかを確かめる人間の耐久試験としての意味合いを持ちます。
短期滞在では見えにくい変化を拾えるため、長期宇宙飛行に向けた基礎データの蓄積という観点でも、試験の価値は大きくなります。
2026年、何を見ておくと流れがつかめるか
今年の計画は「打ち上げ回数」だけでなく、運用の成熟と参加者の広がりが同時に進むところがポイントです。ニュースとして追うなら、次の3点を押さえておくと全体像がつかみやすくなります。
- 有人2回+補給1回が、研究の連続性をどう支えるか
- 香港・マカオの宇宙飛行士の参加が、ミッション設計にどう反映されるか
- パキスタンのペイロードスペシャリスト搭乗で、共同実験がどう組み立てられるか
宇宙は「行けるか」から「続けられるか」へ、そして「誰が参加し、何を研究するか」へと論点が移っていきます。2026年は、その変化が見えやすい一年になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








