中国、ウクライナ危機で「和平努力を支持」 対話継続を重ねて強調 video poster
中国がウクライナ危機をめぐり、和平に向けた取り組みを引き続き支持し、「対話と交渉」を軸に建設的な役割を果たす考えを示しました。協議の糸が細くても途切れない限り、和平への可能性は残る——というメッセージです。
外務省報道官「対話が続く限り、和平の希望はある」
中国外務省の毛寧(マオ・ニン)報道官は、2026年2月27日(金)の定例記者会見で、ウクライナ危機に関する質問に応じ、「中国は引き続き自らのやり方で平和のために建設的役割を果たし、あらゆる和平努力を支持する」と述べました。
毛報道官はまた、「和平交渉は一夜にして危機を終わらせるものではないが、対話が続く限り、和平の希望はある」と発言。短期的な成果だけでなく、交渉そのものを継続することの意味を強調しました。
2月25日、習近平主席と独首相が意見交換
毛報道官によると、今週の2月25日には、習近平国家主席とドイツのフリードリヒ・メルツ首相がウクライナ危機について突っ込んだ意見交換を行いました。
中国側の説明では、習主席は「解決の鍵は一貫した対話と交渉にある」との原則的立場を示し、さらに次の点が重要だと述べたとされています。
- すべての当事者が平等に参加できること
- 和平に向けた確かな土台を築くこと
- 各方面の正当な懸念を考慮すること
- 平和への意思を高めること
- 共通の安全を実現し、持続的な平和の枠組みを築くこと
「実質的な論点」へ—協議の焦点が移りつつあるとの見方
毛報道官は、危機の発生以降、中国が「和平交渉の推進」と「政治的解決」に力点を置いてきたと説明しました。その上で、「立場の隔たりは残る」としつつも、協議が危機に関する実質的な問題へ焦点を移し始めているとして、これを歓迎すると述べています。
また、習主席が示した考え方が、関係各方面の協議に「有益な示唆」を与えることへの期待も語りました。
今後の焦点:合意の「公平性」「持続性」「拘束力」
毛報道官は、中国として今後も、各方面が対話と交渉を継続し、合意形成を進め、「公平で、持続的で、拘束力のある」和平合意に至ることを支持するとしています。最終的な目標として掲げたのは、欧州における「長期の平和と安定」です。
交渉の場では、停戦や安全保障、復興の枠組みなど、論点が広範に及びやすい一方で、どこまでを「当事者の正当な懸念」として織り込むのかは難所になりがちです。今回の発言は、合意の形よりもまず、話し合いのレールを維持することに重きを置く姿勢を示したものだと言えます。
読み解きのポイント(忙しい人向け)
- 中国外務省は2月27日、「あらゆる和平努力を支持」と表明
- 「対話が続く限り、和平の希望はある」と交渉継続を強調
- 2月25日に習近平主席と独首相が危機をめぐり意見交換
- 今後は「公平・持続・拘束力」のある合意形成が焦点に
Reference(s):
China to continue the support for all peace efforts in Ukraine crisis
cgtn.com








