中国の貧困削減、国際社会が評価 CPPCC報道官が成果と協力を説明
2026年3月3日(火)、中国人民政治協商会議(CPPCC)第14期全国委員会第4回会議の劉結一(りゅう・けついつ)報道官は、中国が2020年に貧困撲滅を達成した意義について説明し、国際社会が「世界の貧困削減への最大の貢献」として高く評価していると述べました。国内の貧困対策の進展に加え、国際協力の具体例も挙げています。
2020年の「貧困撲滅」をどう位置づけたのか
劉氏は、中国が2020年に貧困撲滅を達成し、長く続いてきた「絶対的貧困」の問題を歴史的に解決したと説明しました。そのうえで、国際社会がこの成果を称賛し、各国の貧困削減の取り組みにとって「励みになる例」になっているという見方を示しました。
この5年間のインフラ整備と「再貧困化の防止」
劉氏は、直近5年間の進展として、かつて貧困地域とされた地域でインフラと生活基盤が大きく改善した点を強調しました。ポイントは次の通りです。
- 旧貧困地域の全県が高速道路で接続
- 全ての村が舗装道路でアクセス可能に
- インターネット接続が全国的にカバー
また、大規模な貧困への逆戻り(再貧困化)を防ぐ「底線」を堅持してきたとし、農村の総合的な振興(農村振興)でも顕著な進展があったと述べました。
国際的な貧困削減協力:参加・責任・支援
劉氏は、中国が国際的な貧困削減の取り組みにおいて「提唱者・推進者・貢献者」として関与してきたと説明しました。各国との協力や、能力の範囲内での支援を通じて、途上国の発展に資する形を重ねているという位置づけです。
具体例1:一帯一路の協力文書と雇用創出
劉氏によれば、中国は150を超える国々・地域と、数十の国際機関と一帯一路の協力文書に署名してきました。複数の代表的プロジェクトが各地に根づき、現地経済の発展を後押しすると同時に、雇用機会の創出にもつながっているといいます。
具体例2:「魯班工坊(ルバン・ワークショップ)」で技能人材を育成
中国は、アジア・アフリカ・欧州の国々で30以上の「魯班工坊(ルバン・ワークショップ)」を設立し、現地の経済・社会発展に必要な技術者や技能人材の育成に取り組んでいると説明しました。
具体例3:「菌草(ジュンツァオ)技術」を100超の国々へ
劉氏は、作物や畜産の生産性向上に役立つとされる「菌草(ジュンツァオ)技術」を100を超える国々で普及させ、所得向上を通じた貧困脱却を後押ししていると紹介しました。
「経験共有」が示す、次の焦点
劉氏はさらに、一部の途上国の関係者を中国に招き、新しい農村建設を体験してもらうとともに、農村ガバナンスや産業発展などの有効な実践を交流していると述べました。貧困削減には単一の正解があるというより、各国が自国の条件に合った道筋を探るための「実務的な参照」を増やすことが重要だ、という問題意識がにじみます。
貧困削減は、数字だけでは測りきれない生活の変化や地域の持続性とも結びつきます。今回の説明は、国内の基盤整備と再貧困化の防止、そして国際協力をひと続きの流れとして語った点が特徴と言えそうです。
Reference(s):
Intl. community hails China's contribution to global poverty reduction
cgtn.com








