「中国は安定と前向きの力」CPPCC報道官が強調、国際協調の方針示す video poster
国際情勢の不確実性が語られる中、中国の政策協議機関である中国人民政治協商会議(CPPCC)の報道官が3日、中国は「不安定な世界で最も安定し、信頼でき、前向きな力」だと述べ、外交・開放政策の方向性を説明しました。
3日の会見で何が語られたのか
CPPCC第14期全国委員会第4回会議(第四回会議)の記者会見で、報道官の劉結一(Liu Jieyi)氏は、世界が「百年に一度の変化が加速している」との認識を示し、混乱と変化が国際情勢を覆う一方で、グローバル課題がより顕在化していると述べました。
その上で、中国は「言葉を行動に移している」とし、国際協調に関する複数の枠組みを掲げている点を強調しました。
キーワードは「4つの提唱」と「質の高い協力」
劉氏が言及したのは、以下の取り組みです(会見での説明に基づく要約)。
- 「人類運命共同体」の旗印(共通の未来を築くという考え方)
- グローバル開発イニシアチブ(GDI)
- グローバル安全保障イニシアチブ(GSI)
- グローバル文明イニシアチブ(GCI)
- グローバル・ガバナンス・イニシアチブ
- 「質の高い」一帯一路協力の推進
また、国際秩序に関しては「平等で秩序ある多極化」と「包摂的な経済グローバル化」を提唱しているとも述べ、目指す世界像として、恒久的な平和、普遍的な安全、共同の繁栄、開放性と包摂性、そして環境の清潔さと美しさを挙げました。
「高品質の発展」と「高水準の対外開放」を継続
劉氏は、中国が引き続き「高品質の発展」を進めるとともに、「高水準の対外開放(ハイレベルの開放)」を拡大する方針だと説明しました。自国の発展と同時に世界にも利益をもたらしているとし、中国は不安定な国際環境の中で「安定・信頼・前向きの力」であり続けている、という位置づけです。
CPPCCの役割:対外関係での「民間・知的交流」も
劉氏は、CPPCCにとって対外交流が重要な任務の一つだとも言及しました。過去1年、習近平外交思想の指導の下で、
- 公共外交
- 人と人との交流(ピープル・トゥ・ピープル外交)
- シンクタンク外交
を連動させ、中国の対外政策に前向きな貢献をしてきたと述べました。
いま注目される理由:混乱の時代に「言葉」と「実行」をどう結びつけるか
今回の発言は、変化が速い国際環境の中で、中国側が自国を「安定装置」として位置づけ、開発・安全保障・文明交流・統治の各領域で枠組みを提示している点を改めて示した形です。今後は、掲げる理念やイニシアチブが、どの分野でどのような協力や具体策として積み上がっていくのかが、静かに注視されていきそうです。
Reference(s):
China a stable, reliable and positive force in a turbulent world
cgtn.com








