中国、米国に相互尊重と平和共存を呼びかけ 協力拡大へ
中国は2026年3月4日、米国に対し「相互に尊重し、平和共存を追求し、ウィンウィンの協力を進めるべきだ」との考えを示しました。米中関係のトーンを左右しうる発言として注目されます。
何があった?──全人代開幕前の記者会見での発言
中国の全国人民代表大会(第14期)第4回会議の開幕(3月5日予定)を前に行われた記者会見で、報道官の婁勤倹(Lou Qinjian)氏が見解を述べました。
婁氏は、中国と米国は「主要な国同士」としたうえで、相互尊重、平和共存、協力による相互利益を重ねて呼びかけました。
「対話の拡大」と「原則・レッドライン」の両立
発言のポイントは、大きく2つに整理できます。
- 対話の継続・強化:中国は米国と、各レベル・各種チャンネルでの意思疎通を強化し、二国間協力の「より広い空間」を作りたいとしています。
- 自国の原則の堅持:同時に、中国は自らの原則と「レッドライン」を堅持し、主権・安全・発展の利益を断固として守る方針も示しました。
協力の可能性を語りつつ、譲れない領域も明確にする構図で、今後の米中間の交渉や対話の進め方を占う材料になりそうです。
今後の見どころ:コミュニケーションはどこまで具体化するか
今回の発言は「対話を広げたい」という方向性を示す一方、具体的にどの分野で、どのレベルの協議が積み上がるのかは、これからの動きが焦点になります。
米中は幅広い課題を抱えるだけに、意思疎通の枠組みが「途切れない」こと自体が、摩擦の管理や協力の余地を左右します。開幕を控えたタイミングでのメッセージが、今後の対話のテンポにどうつながるのか注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








