中国・全人代報道官、イラン情勢で「軍事行動停止と対話」呼びかけ
2026年3月4日(水)、中国の全国人民代表大会(全人代)第14期第4回会議の婁勤倹(ろう・きんけん)報道官が、イラン情勢について「イランの主権・安全・領土保全は尊重されるべきだ」と述べ、関係する各当事者に対し、軍事行動の即時停止と対話への回帰を呼びかけました。中東の緊張がこれ以上エスカレートしないよう、外交的な出口を優先すべきだというメッセージが前面に出ています。
何が語られたのか:発言のポイント
- 「イランの主権・安全・領土保全は尊重されるべき」:中国がイラン情勢に「高い関心を払っている」とした上で、基本原則として尊重を求めました。
- 「軍事行動の即時停止」:全ての関係者に対し、ただちに軍事行動を止めるよう促しました。
- 「対話に戻る」:現状のさらなる悪化を防ぐため、対話へ戻ることを強調しました。
- 「建設的役割を果たす用意」:中国は「責任ある大国」として、中東の平和と安定の維持に向け建設的な役割を果たす用意があると述べました。
キーワードは「相互尊重」と「国連憲章」
婁報道官は、国の大小にかかわらず相互尊重と平等が「時代の潮流」であり、国連憲章の基本原則でもあるとの考えを示しました。そのうえで、次の趣旨を強く打ち出しています。
- いかなる国も世界の事務を支配し、他者の運命を左右し、発展の優位を独占する権利はない
ここでは、個別の利害や力学の前に、国際社会の「共通ルール」としての原則を据え直す姿勢が読み取れます。
「停止」→「対話」へ:エスカレーション回避を優先
今回の発言は、まず軍事行動を止め、次に対話のテーブルへ戻るという順序を明確にしています。緊張が高まる局面ほど、言葉は抽象的になりがちですが、婁報道官のメッセージは「即時停止」と「対話回帰」を具体的な行動として提示している点が特徴です。
今後の焦点:当事者の対応と「建設的役割」の具体化
婁報道官は、中国が中東の平和と安定に向けて建設的な役割を果たす用意があると述べました。今後は、関係する各当事者が軍事行動の停止と対話の再開にどう応じるのか、そして「建設的役割」がどのように具体化されるのかが焦点となりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








