政協委員が第14次五カ年計画(2021-2025)の成果を評価 経済140兆元に言及 video poster
中国人民政治協商会議(政協)で、2021〜2025年の「第14次五カ年計画」期間の成果をどう総括するかが注目されています。2026年3月4日、北京の人民大会堂で開かれた第14期政協全国委員会・第4回会議の開幕を前にした取材で、郭蘭峰(中国経済体制改革研究会会長)委員は、同期間の実績を「並外れて特筆すべきもの」と強調しました。
発言の場:開幕直前のグループ取材で語られた「総括」
郭委員の発言は、第14期政協全国委員会・第4回会議の開幕を控えたグループ取材でのものです。政協は、各分野の関係者が意見を持ち寄り、政策課題について建議する場として知られ、会期中の発言は「次の注目テーマ」を映すシグナルとして受け止められがちです。
経済:総量140兆元、世界2位の位置を「堅持」
郭委員は、中国経済が「4つの段階を連続して引き上げ」、総量が140兆元に達し、世界第2位の経済規模を堅持していると述べました。数字の提示は、計画期間の総括を“実感”に落とし込む狙いがあるとみられます。
科学技術:投資は世界2位、EU平均を上回る水準に
科学技術分野について郭委員は、投資規模が世界2位で、全国平均の投資が欧州連合(EU)の平均水準を上回ったと説明しました。研究開発(R&D)の面でも「多くのブレークスルーが生まれた」とし、イノベーション能力の表れだと位置づけています。
貿易:財は世界1位、サービスは世界2位と説明
対外取引では、物品(財)の貿易総量が世界1位、サービス貿易が世界2位だと述べ、国際競争力を示す指標として挙げました。製造・物流・デジタルサービスなど、複数の領域が絡むため、今後の政策議論でも参照されやすいデータと言えそうです。
暮らしと社会保障:住まい、交通、医療、貧困対策の指標
生活関連の指標として、郭委員は次の点を列挙し、社会保障システムの強さを示すものだと述べました。
- 都市部の1人当たり住宅面積が40平方メートルを超えた
- 高速鉄道の営業キロが世界最大を維持
- 基本医療保険が13億人をカバー
- 農村の貧困層1億人が貧困から脱却
2026年の読みどころ:総括の「数字」が次の議題を照らす
第14次五カ年計画(2021〜2025年)は昨年(2025年)で一区切りとなり、2026年は「総括の数字」が次の優先順位をにじませるタイミングでもあります。今回の発言からは、経済規模・研究開発・貿易・社会保障という複数の指標を並べて語ることで、成長と生活の安定を同時に描こうとする意図が読み取れます。
一方で、指標が増えるほど、どの数字を重視し、どう整合させるのかが政策議論の焦点になります。会期中に、これらの成果の“次の一手”がどのような言葉で語られるのか、静かに注目が集まります。
Reference(s):
CPPCC member hails China's achievements during 14th Five-Year Plan
cgtn.com








