全人代で「食料安全保障は品種改良で」江蘇の研究者・高徳栄氏が強調 video poster
2026年3月5日(木)、中国の第14期全国人民代表大会(全人代)の第4回会議の開幕を前に、北京の人民大会堂で「代表通路(Deputies' Corridor)」が行われ、代表の高徳栄(ガオ・ダーロン)氏が食料安全保障をめぐり、イノベーションの重要性を強調しました。
「小麦品種の改善は終わりのない道のり」
高氏は、江蘇省農業科学院の傘下研究機関に所属する研究者でもあります。代表通路で高氏は、小麦の品種改良について「改善は継続的な旅であり、農業が生産者にとって将来性のある仕事になってほしい」と述べました。
なぜ今、「イノベーション」と「食料安全保障」なのか
食料安全保障という言葉は、単に“食べ物が足りるか”だけでなく、安定した供給を続けられるか、農業を担う人が継続できる環境か、といった論点を含みます。高氏の発言は、その土台として「品種改良」という研究開発を位置づけたものといえます。
高氏の発言から読み取れるポイント
- 品種改良は一度で完結しない:改良は積み重ねで、継続的な取り組みが前提。
- 研究と現場の接続:成果が農業の魅力や将来性につながることを重視。
- 食の安定と産業の持続性:供給面と担い手面を同時に見ている。
「代表通路」とは何か:開幕前に見える政策の関心
代表通路は、全人代の開幕前後に代表が発言する場として注目されます。今回の高氏のコメントは、食料安全保障の議論が「現場の生産」と「研究開発」を結ぶテーマとして扱われていることを印象づけました。
読者の視点:食料の議論は、技術と仕事の話でもある
食料の安定を語るとき、価格や流通に目が向きがちです。一方で高氏の言葉は、品種改良という技術の継続と、農業を「将来性のある仕事」にするという“働く人”の視点を同じ文脈に置いています。食のニュースが、研究と労働、そして長期の持続性にどう接続されていくのか。今後の議論の出方が静かに問われています。
Reference(s):
NPC deputy stresses ensuring greater food security through innovation
cgtn.com








