中国本土の中央企業、資産90兆元超へ SASACが2021〜25年の成長を説明 video poster
中国本土の中央企業(中央政府が管理する国有企業)の資産規模が、2021年から2025年にかけて大きく伸びたことが明らかになりました。国有資産監督管理委員会(SASAC)のトップ、張玉卓氏は、総資産が70兆元未満から90兆元超へ増加したと説明しています。
今回の発表:資産は「70兆元未満→90兆元超」
張氏によると、SASACが所管する中央企業の総資産は、2021〜2025年の期間において70兆元未満(約10.15兆米ドル)から90兆元超へ拡大しました。資産とは、企業が保有する工場・設備、投資、現金などの総量を指し、規模感や投資の広がりを映す指標の一つです。
利益も増加:「前の5年間」比で+56.2%
もう一つのポイントは収益面です。張氏は、中央企業の総利益が前の5年間と比べて56.2%増加したとも述べました。資産の拡大と合わせて、利益の伸びが示されたことで、規模だけでなく稼ぐ力にも注目が集まりそうです。
SASACと「中央企業」とは何か
SASAC(国有資産監督管理委員会)は、国務院(中国政府)に属し、中央企業の国有資産の監督・管理を担う組織です。中央企業は、エネルギー、通信、運輸、素材など幅広い分野で存在感が大きく、経済の基盤に近い領域を多く含みます。
数字を見るときの注目点:規模の拡大と「質」のバランス
資産が増える局面では、投資や事業拡大が進んでいる可能性がある一方で、読み解きは単純ではありません。今後のニュースで注目されやすいのは、たとえば次のような観点です。
- 投資の中身:どの分野の設備投資・研究開発・再編が資産増につながったのか
- 利益の持続性:一時的な要因ではなく、構造的に稼ぐ力が強まっているか
- 資産効率:資産が膨らむ中で、利益率などの指標がどう動くか
2026年に入ってからも、中国本土の国有企業改革や産業政策は国際的に注目されやすいテーマです。今回の数値は、中央企業の「規模」と「収益」の両面を同時に示す材料として、今後の経済ニュースの読み解きに影響を与えそうです。
Reference(s):
Total assets of China's centrally administered SOEs saw robust growth
cgtn.com








