チベット正月、ラサで競馬祭 高原の馬術文化を受け継ぐ
2026年のチベット正月(チベット暦の新年)の時期、中国本土南西部の西蔵自治区の首府ラサで、馬術文化を伝える競馬の祝祭が開かれました。華やかな装いの騎手が力強く駆け、会場は観客の大きな歓声に包まれたといいます。
ラサの競馬で映る「高原の馬術」の魅力
会場では、祭りの衣装に身を包んだ騎手たちが、気性の強い馬を巧みに操りながらレースに臨みました。疾走感のある走りと一体感のある騎乗が見どころとなり、見守る人々の熱気を集めたとされています。
なぜチベット正月に「馬」なのか
チベット正月は、家族や地域の結びつきを確かめ合う節目でもあります。その中で馬術の催しは、日々の暮らしや歴史の中で育まれてきた技能や誇りを、次の世代へと手渡す場にもなります。
今回のような競馬は、単なる勝敗だけでなく、地域に根づく「高原ならではの乗馬文化(プラトー・ホースマンシップ)」を目に見える形で共有する機会としても受け止められています。
祝祭が生むもの:競技、観客、そして継承
こうしたイベントが注目される背景には、次のような要素が重なります。
- 技の披露:騎手の技量や馬との呼吸が、短い時間で伝わる
- 共同体の熱:観客の声援が場をつくり、祝祭の空気を強める
- 文化の継承:年中行事の中で繰り返されることで、記憶として残る
静かに広がる問い:伝統は「見せること」で守られるのか
衣装、競技、歓声――華やかな光景は分かりやすい一方で、伝統が長く続くためには、日常の中での練習や担い手の確保など、見えにくい支えも欠かせません。祝祭の場が、暮らしの中の技や誇りをどう後押ししていくのか。ラサの競馬は、その問いをそっと浮かび上がらせます。
Reference(s):
Tibetan New Year horse racing carries forward equestrian heritage
cgtn.com








